混雑に対して、主催者の反応は?
主催者は、「事前に混雑を見込み、日時指定券の導入や会場内の誘導体制の整備などを行ってまいりましたが、来場状況や作品前の滞留時間によっては待ち時間が発生する場合があります」と説明。混雑そのものは事前に見込んでいたという。
また、来場者からは、「会場内での混雑状況や作品鑑賞時の待ち時間、ミュージアムショップの混雑などに関するご意見・ご要望」が寄せられているという。
そのうえで現在は、会場内での誘導や案内の強化、ショップ運営の見直しなど、その時々の状況に応じた対応を行なっているそうだ。
実際、開幕から数日たつと、SNSには変化を感じたとの声も出ている。
8月26日に訪れた人からは、「阿鼻叫喚の地獄絵図…かと思いきや随分オペレーションも改善されたのか快適に鑑賞できた」との声が。ほかにも、「覚悟していたほどではなかった」という感想がちらほらあがっている。
しかしその一方、同じ26日でも、違う時間帯に入場した人からは、80分ほど列に並んで入場できたという声もあがっていた。日や時間帯によって、混雑の程度にはかなり差があるようだ。
ただ、混雑しているからといって、展示そのものが不評というわけではない。トコさんも、「改善点はたくさんあったと感じましたが、展示されている作品自体はどれも記憶に残る素晴らしいものばかりで、鑑賞できたことは素直に嬉しい経験になりました」と話しており、ほかの鑑賞者からも「万博並みの人の多さだったけど観終わった後の幸福感すごい」という声があがっている。
14年ぶりに日本へやってきた《真珠の耳飾りの少女》。貴重な名画を目の前で鑑賞できる喜びを、混雑による疲労が上回ることのないよう、残りの会期でのさらなる改善が望まれる。
取材・文/集英社オンライン編集部












