「私もお金ないので養ってほしいです(笑)」
一方、まったく別方向から婚活に挑んだのが、元「ガッポリ建設」の芸人・小堀さんだ。
『ザ・ノンフィクション』では、「お金持ちの女性に養ってもらいたい」という思いから婚活に挑む姿が注目された。一見するとかなり突飛な希望にも思えるが、中川さんは笑いながら理解を示す。
「気持ちはわかります(笑)。私もお金ないので養ってほしいです(笑)。
ある筋の情報によると(主にYouTubeと飲み屋情報ですが……)男性に収入を求めない女性も結構いると聞きますので、そういう動機で婚活するのもアリなのではないでしょうか」
一般的な婚活では、年齢や年収、職業といった条件で「釣り合い」を考えがちだ。しかし、小堀さんの婚活は、そうした定番の物差しだけでは測りにくい。そして、その小堀さんにも、自身の生き方を受け入れてくれる女性が現れた。
この展開を伝えると、中川さんは驚きながらこう語った。
「養ってくれる人がいたんですね! すごい! 羨ましいです! 『ご縁』としか言いようがない、目に見えないサムシングに導かれたのでしょう! そういうことがあるから人生って面白いですよね」
もっとも、番組ではその後、女性に借金があることなどが明かされ、小堀さんがむしろ働いて彼女を支える姿が描かれていた。「養ってもらいたい」と始めた婚活が、思わぬ方向へ転がっていったわけだ。
スペックを比較し、条件を絞り込み、効率よく相手を探す。婚活にはそんな側面もある。しかし、人と人との関係には、条件表だけでは説明できない部分が確かに存在する。
表面的にはまったく逆に見える2人だが、中川さんには、むしろ似た者同士に映ると中川さんはいう。
「私には全然、真逆なタイプには見えないですね。おふたりとも世間からの冷ややかな目を気にせずに、自分の理想の相手を求めているように見えます。ただ、目指している場所は違いますよね。綾瀬さんの行こうとしている場所は、世間的に普通に良しとされているところの、さらに向こう側。
小堀さんの行こうとしている場所は、世間的に普通に良しとされているところから逸脱したところ。普通より上を目指しても、逸脱しても、冷ややかな目で見られるという……」
「年収5000万円の男性と結婚したい」と公言しても、「お金持ちの女性に養われたい」と公言しても、世間からは「そんなの無理」「普通ではない」という反応が返ってきやすい。
方向こそ違うものの、2人とも「普通はこうする」という周囲の価値観より、自分の欲望や理想を優先しているというわけだ。














