食事と運動―我慢ではなくコントロール
ダース 義太夫さんは、食生活で何か気をつけていることはありますか。
義太夫 なるべく自炊はしようとしています。あと、1日の摂取カロリーは2100kcalを目安にしています。以前、心筋梗塞で倒れたあとに食事のメニューを病院に持っていったら、「これはちょっと極端すぎる」と言われたんです。1600kcalぐらいしか摂れていなかったのかな。腎臓そのものが働かなくなっているからこそ、体を維持するためには、ある程度のエネルギーも必要なんですよね。
ダース 透析というと制限ばかりが注目されますが、体力を維持するためには食べなきゃいけない。そのバランスが難しいですよね。
義太夫 そうなんです。先生からも「昼間はもう少ししっかり食べていいから、朝と夜でコントロールして、1日2100kcalぐらいにしましょう」と言われました。だから昼は外食することもあります。ただ、それをSNSに載せると、見ず知らずの人から「そんなもの食べていいんですか」と言われたりするんですよ。心配してくれるのはありがたいけど、ちょっと余計なお世話だなと思うこともありますね(笑)。
ダース 食べてはいけない、というより、量や頻度を見ながら調整することが大事なんですね。
義太夫 そう。量に気をつければ、絶対に食べちゃいけないものばかりではないんです。ただ、生野菜はカリウムが多いので注意が必要です。芋や豆、コーヒーも摂りすぎると血液中のカリウム濃度が上がることがある。だから野菜は水にさらしたり、ゆでたりして食べるようにしています。
ダース リンも注意が必要ですよね。味でわかるものではないけれど、おでんやチーズなど、意外なものに含まれている。全部やめるというより、入っていることを知っておくことが大事だと思います。
義太夫 そうですね。週に1回は血液検査をしているので、「今はこの数値が高い」「これは大丈夫」と教えてもらえるんです。それを見ながら、じゃあこの食生活で大丈夫かな、ここを少し減らそうかなと、主治医と相談しながら微調整しています。
ダース 水分管理と運動についても聞きたいのですが、以前、義太夫さんはブログで、歩数と水分量について書かれていましたよね。
義太夫 コロナ前はウォーキングを徹底していました。1回の透析で4㎏も除水すると、血圧が下がりすぎたり、体にものすごくストレスがかかってしまう。ただ、歩いて汗をかけば、透析で抜く水分量を減らすことができる。その分、心臓への負担も軽減できるんです。でも、コロナ禍で外に出なくなり、心筋梗塞による入院もあって、運動量ががくっと落ちてしまいました。今はまた、少しずつ運動量を戻そうとしているところです。













