藤浪が復活するために必要なこと

――逆に阪神は圧倒的な戦力を誇りながら突き放せないでいます。

リリーフで取りこぼしてる試合が目立つのは、去年あれだけ投げた石井(大智)がいないのが大きい。髙橋(遥人)が勝ちまくってるのが不幸中の幸い。ケガの多い髙橋がこれだけ勝てるとはシーズン前は計算できないだろうから。

――前半戦をかき回したヤクルトが大失速。ついに借金生活となりました。

前にも言ったけど、ヤクルトが勝ててたのは下馬評があまりに低くて選手たちが気楽にできてたから。優勝を意識しちゃうとまぁこうなるよね。

そもそもなんで勝ててたのかが不思議だっただけで、今のチーム状態がどこか悪くなったわけじゃない。ただ、後を追うDeNAも去年の外国人3人(ジャクソン、ケイ、バウアー)で投げた400イニングの穴はなかなか埋められないから、面白いAクラス争いになるかもしれん。

――DeNAといえば、藤浪晋太郎投手が7月11日に今季初登板、7月22日にも先発しましたが、いまだ未勝利です。藤浪投手はいったい何がいけないのでしょうか?

この前の阪神戦(22日)なんて、右打者は大山(悠輔)くらいしか踏み込めてなかった。あれだけ威勢のいい森下(翔太)ですら腰が引けてたよ。 

藤浪の最大の欠点は、フォームの中で力の抜くべきところと入れるべきところが逆になっちゃってること。例えばテイクバックに力感はいらないのに、すごく力が入ってる。

「コントロールでピッチングを組み立てる涌井(中日)と竹丸(巨人)を藤浪は見習ったほうがいい」
「コントロールでピッチングを組み立てる涌井(中日)と竹丸(巨人)を藤浪は見習ったほうがいい」

3年目くらいまではたまたまバランスがよかったけど、今はバラバラ。頭で考えすぎてちょっとイップスになっちゃってるよね。

――どうしたらかつての輝きを取り戻せる?

もうね、よほどのことがない限り復活するってことはないと思うけど、俺が監督だったらフリーバッティングに投げさせるよ。

――いわゆる“バッピ”ですか?

それで全部ホームランを打たせる、というかホームランを打たれる球を投げる練習をする。ピッチングってちょっとでも力の入れどころを間違えるとストライクが入らないから、フリーバッティングに毎日最低でも30~40分とか投げさせて、ストライクを投げる感覚を体に思い出させればいい。

ブルペンで練習するだけで感覚を掴めるやつもいるけど、藤浪に関してはコントロールを矯正する方法はフリーバッティングしかないよ。DeNAお得意のタブレットで回転軸が…なんてやってても治らないって。

今はライブBPで「〇人に投げて△人打ち取った」みたいにバカなマスコミが報じるけど、本来フリーバッティングっていうのは、いかにバッターに打たせてストライクを投げる感覚を養うかって練習なんだから。

――矢野雅哉選手と前川誠太選手に家宅捜索が入るなど、広島は“ゾンビたばこ”騒動が波及していいます。

広島は髙橋慶彦がいた時代のような猛練習をしたほうがいいよ。そうすればゾンビたばこなんて吸う暇がなくなるんだから。