パンダ不在で入園者2割弱減

では、パンダの不在で、週末の動物園の人出には変化があるのか。

前出のA子さんの印象では、人出は以前と比べて減っていないという。実際、25日、5歳の男の子を連れて来園した30代の父親Bさんは、「人寄せパンダ君はいないですけど、まあ息子はゾウを見たいそうなので楽しいと思いますよ」と話した。

だが上野動物園の担当者は、

「(パンダがいなくなった後)入園者は2割程度減少しています。パンダ観覧がなくなったため平日の入園者数が減少しており、それが入園者数に表れていると思います。土日祝は家族連れなど一般の方が多く来園しており、この点では以前と変わっていない印象です」

と話す。

7月25日、上野動物園内の売店で売られているパンダのぬいぐるみ(撮影/集英社オンライン)
7月25日、上野動物園内の売店で売られているパンダのぬいぐるみ(撮影/集英社オンライン)

正確には2~6月の入園者数は昨年の同期間より29万268人少ない125万9395人で、18.7%減少した。

実際、パンダの有無はこれまでも動物園の人気に直結してきた。カンカンとランランが来た1972年度の⼊園者数は501万人弱と開園以来初めて500万⼈を超え、1974年度には約764万⼈とピークを迎える。

その後、2008年4月に1頭しかいなかったリンリン(オス)が死亡すると、08年度の入園者は前年より59万⼈以上減の約289万⼈と300万人を割り込み、09年度も10年度も低迷した。