「がんばれバイト君の巻」(ジャンプ・コミックス188巻収録)

今回は、金欠気味の警官、凄苦残念(すごく・ざんねん)に副収入の相談をされた両さんが、残念と一緒に食品工場のライン作業に挑戦するお話をお届けする。

ライン作業というと、まず一般的に知られているのは、本作で描かれている食品や機械製品、化粧品といった品々の製造業だろう。

ちなみにライン作業が必要なのは、なにも製造には限らない。仕分け、梱包、検査……など、ひとつの品が世に出るまでには、実にさまざまな行程のライン作業が存在している。

さらには、宅配便や服のクリーニングといったサービス産業も、ライン化されていたりもする。

単純作業が連続しハードな職業……と、なにかと敬遠されがちなライン作業だが、社会の仕組みには不可欠な業種なのだ。

なお、言うまでもないが、警察官の副業は公務員法に抵触することから「禁止」されている。両さんはともかく、マジメな残念が、懐が寂しいからといってなんの抵抗もなくアルバイトをはじめるとは、ちょっと意外だ。残念は、ニコニコ寮の同室で両さんと生活しているのだが、そのせいで悪い影響を受けてしまったのだろうか……?

それでは次のページから、両さん&残念のライン作業での悪戦苦闘ぶりをお楽しみください!!