少女は「光栄なことなんだ」と思い込まされ、服従させられていた
事件の背景を知る前出の団体関係者が続ける。
「関はもともと別の神道系新興宗教に所属し、その後独立して団体を立ち上げたと聞いています。会社では健康美容商材の販売のほか、カフェの運営も行っており、実業家のように振る舞っている。ところが実態はまさに“宗教”で、顧客のほとんどは会員。信者からカネを搾り取る手法にネットでは批難の声があがっていた」
事件によってとんでもない悪行が暴かれた格好となった関容疑者。
少女はどんな被害にあったのか。
「関は、少女と知りあった直後から性的な関係に持ち込もうとする素振りがあったようです。セクハラめいた身体接触を繰り返し、セミナーで自身を戦国武将・前田利家の生まれ変わりだと語っていたことから『前世では12歳とやっても大丈夫』などと誘ったり、少女に『ぎゅー(抱擁)して』などと甘えたりすることもあったとか。それでも、関のマインドコントロール下にあった少女は理不尽な被害にあっても『光栄なことなんだ』と思い込まされ、服従させられていたようです」(前出の団体関係者)
捜査に当たる神奈川県警は、余罪についても捜査している、事件の全容解明が待たれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班