パネルを押してお会計するときに「4千円だけ貰っていい?」
「一度ナンパについていったときに、ホテル代をワリカンにされて一気に冷めたことがあります(笑)。ちょうど去年の出来事なんですけど、俳優の伊藤健太郎に似た塩顔イケメンに声をかけられて…。私はかっこいいと思った人ならぜんぜんついていくタイプなので、そこから海の家で飲んで、何日か後に横浜で飲んだんですけど、もちろんホテルに行く流れになるじゃないですか?
でも、いざ部屋のパネルを押してお会計するときに『4千円だけ貰っていい?』とか言いだして、しっかりワリカンしようとしてきたんですよ。たしかにお金持ちってタイプの人ではなかったけど、『いや、そこは無理してでも払えよ』と(笑)。なんか一気に冷めたし、結局その人と付き合うことはなかったですね」(24才・アパレル・神奈川県在住)
取材当初は「ナンパ絡みの失敗談」をあげる女性が多かった。海で出会うと、その男性のことがふだんよりもイケて見えてしまう「海マジック」なる現象も頻繁に起きているようだ――。
しかし一方で、一部の女性からはこんなピュアなコメントも。ビーチに寝そべり、肌を焼いていた藤沢在住の27才の女性(飲食店勤務)はこう語る。
「間宮祥太朗くんが出てるので『真夏のシンデレラ』は見てるんですけど、実は去年、あのドラマに出てきそうな恋愛を経験しました。友達の紹介で出会った人で、タレントのJOYに似た高身長イケメンだったので、ひそかに片思いしてたんです…。
その人はサーファーだからよく海に来ていて、会ったら『おーう』と軽く挨拶を交わしたり、ビールを飲んだりする仲だったんですけど、毎回ドキドキしてました。夕方に浜辺に座って2人でサンセットを見たときは、心臓が張り裂けるかと思いましたよ(笑)。
結局、友達以上の関係には発展せず、会うこともなくなってしまったんですけど、やっぱり後悔してますね。今もここ(鵠沼海水浴場)に来るたびに『もし、あのときに告白してたらどうなってたんだろう?』とちょっと考えちゃいます」
上記のような、ピュアな恋愛エピソードを語る女性は少なくなかった。
さらに取材を続けるうちに、こんな声も――。
「海がらみの話ではないんですけど、3、4年前の高校生のころに片思いしていた男の子がいまして…。その子とは高校2年生で一緒のクラスになったんですけど、とにかく明るいムードメーカー的なタイプで『私とは正反対の人だな』と思って最初は避けていたんです。
でも、近くの席で話すようになって、だんだんその子に惹かれていって…。高校3年生の夏に、LINEで思い切って<お祭り一緒に行かない?>と誘ったんですけど、それとなく話題を逸らされてしまったんです。結局、その子とは付き合うことなく高校を卒業したんですけど、当時はかなりショックでしたね。今でも夏になるたびに、すこし思い出してしまいます(笑)」(22才・歯科衛生士・群馬県在住)