「ネットでの中傷はまったくの憶測です」

――隼都さんが茨城にいた頃はどういう子どもでしたか?

『星のカービィ』とか『ポケットモンスター』が好きで、いろんなアニメにもとても詳しかった。家にあるポケモンのぬいぐるみも隼都が集めたものです。

小さなころから感受性が強く、ちょっと怒られただけですごく落ち込んでしまうので、怒らずにたくさん褒めることにしていました。人前で喋ることもできないほどおとなしくて、小学生に上がっても友達は少なくて、休みの日に友達と遊ぶこともあまりありませんでした。

小1の時に初めて買ったゲームはテレビゲームで、そこからひとりでも没入できる3DSやパソコンゲームにハマっていきました。

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幼少時代の隼都さんとお父さん

小4で不登校になったんですが、中学生になってようやくその理由を「実はいじめられてた」と話してくれた。自分の中でかっこ悪いと思ったことを人に言えない子でした。茨城時代の中学は部活にかなり力を入れていたので、そこでも周りと自分を比べて自信を持てなかったこともありました。

Aさんも、隼都が自分を叩いたりして自虐するという話をされていたと思うんですけど、あれは幼稚園や小学生くらいの頃からありました。丸くなって縮こまって自分の頭をコンコン殴るんです。私もそれを見た時は止めさせて抱きしめました。自分の気持ちを人に言えないので、気持ちの消化ができずに自分を責めちゃうんだと思います。

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他の里子たちとも楽しそうに過ごしていた

――留学中に隼都さんとは会っていましたか?

中学の時に電話は何回かしましたけど、ずっと一緒にいた隼都がいなくなったことで自分の方が余裕なくなって、どうしたらいいかわからなくなっていた時期があり、中学の卒業式でやっと会える心境になりました。

そのときは壱岐に5日間滞在しました。高校の入学式は1日しか休みが取れなかったので、日帰りで島に行きました。高1の夏休みは部活の大会で忙しく会えなかったのですが、冬休みに1週間、春休みに2週間、高2の夏休みは11日間、冬休みは17日間、茨城で一緒に過ごしました。テニスやアニメ、昔好きだったゲームや漫画の話など、たくさん話してくれました。

新しい家族のために捨てたとか、厄介払いしたとかネットで中傷されていましたが、まったくの憶測です。いつでも帰ってきてほしかったくらいです。

壱岐高校テニス部の先輩たちが作ってくれたというアルバムには、隼都さんの写真がたくさん貼られていた。テニスのプレー中にハイタッチをしたり、遠征先で友達とはしゃいでいる姿や、文化祭で仮装を楽しむ模様など、どれも笑顔にあふれている。

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テニスにも一生懸命取り組んでいた
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「隼都が自ら死を選ぶ理由がない」と語る実父のインタビューは後半♯4に続く。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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