いつも私たちの側にあった「ベルばら」

「ベルばら」こと『ベルサイユのばら』が、私たちの前に現れたのは1972年4月。少女マンガ誌「週刊マーガレット」の21号に、池田理代子氏の新連載として掲載された。

以来、50年。

連載時には毎週胸を躍らせ、オスカルが銃弾に倒れた週には、食事が喉を通らないほど悲しみに暮れた少女たちはすっかり大人の女性になり、娘や孫たちに「ベルばら」の素晴らしさを語り継いできた。その間、舞台やアニメになり、「ベルばらKids」や「エピソード編」など〝新作〟も発表。時代を超えてアップデートされ続け、「ベルばら」は常に、私たちの心の中でまばゆい輝きを放ち続けてきた。

「ベルばら」がたどってきた軌跡と、夢の世界を東京の摩天楼で堪能できるのが、現在開催中の「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー」だ。会場には、ここでしか目にすることができない貴重な品々が、惜しげもなく展示され、夢の世界にいざなってくれる。

オスカル様の衣装に原画も‼ 50年の歩みを堪能できる『ベルばら展』_1
記念撮影スポットでは、お気に入りの登場人物とのツーショットも撮れる ⓒ池田理代子プロダクション
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ベルサイユ宮殿をイメージしたという回廊で、登場人物のパネルに出迎えられたら、連載当時の原画展示スペースへ。池田氏の手による力強くも繊細なペンタッチや、当時のままの写植(セリフ)などを自身の目で見ることができる、幸せ。

オスカル様の衣装に原画も‼ 50年の歩みを堪能できる『ベルばら展』_2
原画コーナーでは、池田氏が作品にこめた思いやエピソードの紹介も ©池田理代子プロダクション

そして……オスカルが、フェルゼンへの思いを断ち切るために、生涯でただ一度だけ身につけたドレスが、着用シーンの原画と共に! このドレスは「ベルサイユのばら35周年記念展」の際に文化服装学院オートクチュール科の学生たちが約7ヶ月をかけて再現したもので、どの角度から見てもため息が出るほど、豪華で華麗だ。

オスカル様の衣装に原画も‼ 50年の歩みを堪能できる『ベルばら展』_3
オスカルの身長は178センチで、バスト87センチ、ウエスト63センチ、ヒップ90センチ ⓒ池田理代子プロダクション 制作:文化服装学院オートクチュール科学生 企画制作:メイプル