「浮気されないか不安です」グラビアで大躍進のNMB48・本郷柚巴

――初写真集おめでとうございます。撮影場所は北海道でしたが、いかがでしたか？

とにかく寒かったです！　真冬だったので、ずっと気温もマイナスなんですよ。でも露天風呂に入ったときに、目の前が一面雪景色で、その絶景を見たときに北海道で良かったって思いました。ホント、めちゃくちゃきれいで。湯舟で振り向くカットが一番のお気に入りです。

――北海道自体、初めてだったんですか？

初めて行ったのは、13歳くらいでNMB48の全国ツアーのときでした。それからグラビアの撮影で行ったので、3回目ですね。でもそのときは時間もなくて、今回いろんなところで撮影したんですけど、なんかこういう場所があったんだとか、気付くことができて楽しかったです。

――犬ぞりに乗っているカットがあったりと、北海道を満喫していましたね。

そうなんですよ！　人生で初めての体験でした！　あとサウナも体験してすごい整ったので、プライベートで行きたいなと思うようになりました。サウナのあとに水着のまま雪に飛び込んだのは気持ちよかったです。そういうグラビアが昔あったとは聞いていて、今の時代はあまりないかと思ってたんですけど、写真集で体験できました。

――周りの反応はいかがでした？

キャプテンの小嶋花梨（こじま・かりん）ちゃんがグラビアが大好きで、それにすごくメンバー思いで、雑誌に載ったときはいつも見てくれるんですけど、一番最初に見せたらとにかく喜んでくれました。「なんかゆず、こんな大人っぽい表情するんだ」って、あんまり今まで見せたことなかったような表情がたくさん入っているので無茶苦茶驚いたみたいで。

――12歳の本郷さんを知っているからなおさらですよね。

それからお父さんやおばあちゃんも喜んでくれて。おばあちゃんは、写真集の発売日に本屋さんに行ってくれるくらい一番ノリノリでした。私が選抜に入ったときもすぐケーキを用意してくれたり、ご飯に連れて行ってくれたり。おばあちゃんだけじゃないんですけど、家族みんな活動に協力的なんです。

――お父さんにも、ご自身のグラビアをしっかり見せているんですね。

お父さんに目の前で見てもらうのは、すごく恥ずかしくて、何も言わずにテーブルに置いといて、すぐ自分の部屋にこもったり、お風呂に入ってる間に見といてもらってって感じです。

――ちなみに写真集が決まったときの感想は？

すごくうれしかったです。でも最初にグラビアを始めたときは、写真集を出したいっていう欲はなかったんですよ。ただファンの方から「写真集出したくないの？」って聞かれることが増えたり、周りのメンバーが写真集を出すのを見て、やっぱりファンの方に私を愛していてよかったって思ってもらえるような何かになればいいなと思ったので、だんだん私も写真集を出したいと思い始めたんです。

――でもグラビア解禁からわずか1年で写真集刊行は快挙ですよね。さすが、グラビア界でも注目される存在だなと。

そう言っていただけるのは、すごくありがたい気持ちもあるんですけど、その分プレッシャーもすごくありますね。やっぱり期待していただいているからこそ、それを超えたものを撮らないといけないと思ってるので。

それに最近、NMB48のなかでもグラビアを頑張っているメンバーも増えてきてて、なのでやっぱちょっと焦りはありますね。新しくグラビアを始めたメンバーを見て「こっちも良い」って浮気されないか不安です。

――たしかに隅野和奏（すみの・わかな）さんや和田海佑（わだ・みゆ）さんもグラビアを始めて評判になっています。やっぱり“浮気”されないためにも研究はしているんですよね？

していますね。最近はグラビアで私を知ってくださったグラビア好きな方がたくさんいらっしゃっるんですよ。その方たちから大原優乃さんや沢口愛華さんを見て勉強したらいいと教えていただいて、よくインスタグラムなど見ています。おふたりとも私と同じ系統で、童顔で胸が大きいので。

――それこそNMB48は白間美瑠さんをはじめグラビアで活躍してきた歴代メンバーも多いですよね。現役メンバーにお手本にしたりアドバイスをもらったりは？

上西怜（じょうにし・れい）ちゃんと安部若菜ちゃんは、ふたりともグラビアですごく自信をつけていたんです。その姿を目の前で見ていたので、グラビアを始めたときは、ふたりのグラビアを全部見てめちゃくちゃ研究しました。（小嶋）花梨ちゃんからも「怜ちゃんの表情を見たほうがいいよ」ってアドバイスを受けたので（笑）。

今も怜ちゃんとは撮影で一緒になることが多いんですよ。そのときは表情とか見学しています。怜ちゃんからは「いつも見んといて～」って言われるんですけど、ずっと見てます。でもやっぱり大人っぽい表情はまだちょっと苦手な部類なので、10代の間はもうとにかく無邪気で笑顔な私を見ていただけたらいいなと思ってます！

――今回の写真集にはそんな笑顔であふれているわけですね。

もちろんです！　それだけでなく写真集を見て、「あ、こういう表情できるんだ」って新しい発見をしていただけることがすごく多かったので、この写真集でもっともっとたくさんの方に私の魅力を知ってもらえたらいいなと思います。

10代の間で私は写真集出したいっていう目標が叶ったんですけど、雑誌の“表紙ジャック”も今年の目標なので、下半期はそれが叶うように頑張ります！

撮影／神田豊秀