この物語の主人公は、海野サチ(42)、先日シングルマザーになった女性です。
サチは仲の良い友達に話を聞いてもらって気持ちを切りかえるつもりでしたが、友人たちはあまり親身になってくれませんでした。
それどころか、離婚の理由を問われて「価値観の違い」と答えると、「え、何それ。それだけ?」と驚かれてしまいました。
帰り道、サチはこう思います。
「42年間まじめにコツコツ、誰にも迷惑かけずに生きてきたのに、そんな私の手元に残ったのは、親身になってくれぬ友人たちと、反抗期の息子と、その息子を養うための仕事だけ」
自分はなんのために生きてきたんだっけ?
そう自問自答したくなる時が、誰にでもあるはずです。自分のことをわかってくれる誰かがいるはずだという希望と、そんな理想的な相手と運よく出会うことなどできないという諦め。
その両方を誰もが抱いているのではないでしょうか。
ところがサチはある時、偶然にもそんな「理想的な相手」と出会うことになります。
そして、彼女の内面に変化が訪れるのです。
サチのこうした変化をあなたなら、どう捉えますか?
エンタメ 2023.05.01
「42年間まじめにコツコツ誰にも迷惑かけずに生きてきたのに…」42歳バツイチシングルマザーに残されたものは仕事だけ!?(1)
バツイチ、子どもを育てながら誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちてしまった…。しかし、そう思っていたのは私だけ…? 40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…「人を信じること」の意味を問いかける漫画『わたしが誰だかわかりましたか?』の作者、やまもとりえ氏に聞いてみた。
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「42年間まじめにコツコツ誰にも迷惑かけずに生きてきたのに…」
42歳バツイチシングルマザーに残されたものは仕事だけ!?(1)
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『わたしが誰だかわかりましたか?』(KADOKAWA)
やまもとりえ

2023年2月16日
1188円(税込)
単行本 192ページ
ISBN:
978-4046821805
バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?
40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。
他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。
全ページフルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。
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