私はわりとくじ運がいい。

気づいたのは仕事をし始めてからだいぶ経った30代を過ぎたあたりから。
それまで気づかなかったのは福引とかくじとかそういう類のものとあまり縁がなかったからだと思う。

何かすごい大当たりをしたことがあるわけではない。
でもちょっとしたものとか、ここは!という抽選では結構な当たりをとってきました。

そもそもはマンション購入時の抽選会

結婚してからこっち、ライフプランの変化とともに自宅マンションの住み替えを2回行いました。ダンナともども仕事が多忙になり、通勤時間の短縮のためにそれまで住んでいた住宅地から都心のタワーマンションへの引っ越しを決めたのが、30代も半ば過ぎ。

このときは新築のタワマンを購入したのですが、このタワーマンションというのは戸数が多いのと共用施設の充実が特徴であるゆえに、入居前にいろいろ申し込むことが多いのです。
中でも我が家にとって死活問題だったのが駐車場の抽選会。

このマンションは駐車場の数が住戸数の半分強くらいしかなく、申込者はもれなく抽選に。
毎週末ゴルフに繰り出す我が家にとって車は必需品。抽選にもれたらせっかく機械式駐車場のあるマンションに住んでいながら、他所に駐車場を探さねばなりません。そして都心ゆえに値段も割高なはず……。

ここでひとこと言っておくが、私はヘタレの小心者である。
だからこの抽選はもちろんダンナにやってもらうつもりでおりました

「結構倍率高いみたいだしさ! いいから、いいから、外れても!」

と口では余裕かましてダンナの背中をたたき、いざ、抽選当日、なぜか使い捨てコンタクトレンズが切れていて、そんなときに限って眼鏡が壊れたのもほったらかしで、裸眼0.01の視力で出かけなければならなかった当時の私……。まあ、でもくじを引くのはダンナだし。