首が飛ぶ刺激的な映画だけど、ギャグ映画!?
――伊澤さんの最新出演作『オカムロさん』はホラー映画になりました。
実はホラー映画を見るのが苦手なんです。ただ、前にアクション部として清水崇監督の『樹海村』に参加したことがあって、そこがすごく和やかな現場だったんですよね。「ホラー映画を作るのはこんなに楽しいんだ〜」というワンクッションがあってから臨めたのでよかったです(笑)
――松野友喜人監督とは、同じ日本大学芸術学部映画学科の出身ですよね。
そうなんです。あと、共演した内田(寛崇)君も、同じ学校の同じコースの後輩で、現場に日芸の人たちがいっぱいいたのも印象深かったです。でも、松野さんが卒業制作で撮った『全身犯罪者』(『カナザワ映画祭2021』観客賞を受賞)のレベルが高すぎて、年下とか後輩っていう意識はあまりなかったですね。
『オカムロさん』ももちろんですけど、私は『全身犯罪者』をいろんな人に観てほしいんですよ。私はこれを観て松野さんのファンになっていたから、あの『全身犯罪者』の松野さんの作品に出られるということが、すごく嬉しかったんです。
――『オカムロさん』の脚本を読んだときの第一印象はどうでしたか?
首が飛ぶような刺激的な映画ですけど、なんというか……「あ、これはギャグ映画だ」って。親しみのあるホラーというのかな(笑)。私の母は血が苦手なので見れないかもな〜、とも思いました。私はスプラッター系も大丈夫なので、『オカムロさん』は楽しんで見れました。