「頑固」「謝らない」萩生田親分に近い…首相のお気に入りの“やなちゃん”

簗氏は自民党派閥の裏金問題を巡り、処分を受けた「裏金議員」でもある。同氏の政治資金収支報告書への不記載額は1746万円だった。簗氏はなぜ、今回の改造で農水相に起用されたのか。

「簗氏は高市首相から『やなちゃん』と呼ばれており、高市氏に近い。今回の改造で入閣した裏金議員は簗氏のほかに関芳弘文部科学相もいるが、簗氏が萩生田光一幹事長代行に、関氏が西村康稔選対委員長にそれぞれ近い。

旧安倍派の萩生田氏と西村氏を高市氏は重宝しており、それぞれに近い議員を入閣させてバランスを取ったのだろう。

巷間では、改造に際して事前に配布された『役職希望アンケート』を一生懸命書いた議員が登用された『エントリーシート内閣』などと言われているが、簗氏の場合は高市氏の恩情だ」(前出の自民関係者)

首相のお気に入り?(本人SNSより)
首相のお気に入り?(本人SNSより)

自身を支持しなかった首長がいる地元自治体に関し、予算を「カットした」と発言した簗氏。地元ではどのような評判なのか。簗氏の地元・栃木県連関係者はこう話す。

「簗氏は人を敵と味方に明確に分ける性格で、相手の価値観に合わせることができない。常に自分が正しいと考え、少しでも自分の考えとずれると人を切って(離して)しまう。

元々評判は悪いが、メッキが剥がれてきている状態で、今回の件も地元は『やっぱりあいつそうだよな』という雰囲気。裏金問題の地元の受け止めにはグラデーションがあるが、簗氏を応援している人すら離れ始めており、今回の件がトドメになるかもしれない」

(本人SNSより)
(本人SNSより)

簗氏を昔から知る地元関係者も頭を抱えている。

「彼は優秀ではあるのだが、頑固でなかなか言うことを聞かない。今回の発言も、本当に彼が何百万円も予算を削ったわけではなく、たまたま予算が下がっているのを見て、『自分がやったんだ』と強がりを言ったのだろう。

ただ、協力してくれないとこうなるぞと言うのは、恫喝や見せしめだ。元々、公認候補の彼がいるのに、対立候補の新人が選挙区に立ったのも、(簗氏ではダメだという)地元の声があったからだ。

裏金のときも、『裏金目的ではなくても世間はそう見ないから丁寧に説明して謝罪しなさい』と助言したが、本人は『メディアに面白おかしく書かれるから表では言わない』と内々の会合でしか謝らなかった。今回の件でも、一言『申し訳ありませんでした』と言えばいいのに…」