「反社会的勢力の方が、虚偽の申請をして来られることもありました」
満を持しての「刺青・タトゥー」の解禁――しかし、マナーやルールを逸脱した行為が発生した。
「禁煙の外気浴スペースで喫煙したり、設備を破損させたり、威圧的な行動をとるなどのお客様が一部に見られました。反社会的勢力の方が、虚偽の申請をして来られることもありました」
反社会的勢力はこうした入浴施設への入館が難しいため、「もしかしたら解禁になって嬉しかったのかもしれません」と話す。警察にも相談したというが、「これ以上は無理だ」と判断。その間、わずか1カ月半だった。
「マナーが悪いのは一部のお客様だけで、皆さんが皆さん悪い方ではないので、心苦しさはありました」
現在、施設では刺青・タトゥーのある客の入館を原則として断っている。ただし、小さなタトゥーで専用カバーシールで隠れる場合は、フロントでシールを購入し、完全に隠した状態での利用は可能だ。それでも、ルールに反してタトゥーや刺青を隠して入館しようとする人はいるという。
「今でもタトゥーや刺青をタオルとかで隠して入られる方はいます。スタッフも見つけたら出ていただくようにしています」
高松の繁華街で長年営業してきた同施設。少しずつ知名度が上がり、今では全国からファンが訪れる。そんな同施設ならではのユーモラスなグッズも作っているという。
「“刺青・タトゥーお断り”というTシャツをグッズで作ってるんです。うちの施設には入れない刺青の方に着てもらえたらなと思っています」
ルールやマナーを守る利用者まで一律に締め出したくはない。それでも、施設を守るためには禁止せざるを得なかった。今回の再拡散をきっかけに、そんな施設側の苦悩が浮かび上がってくる。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













