逮捕当日まで普段通り仕事…近隣住民が語る58歳男の“素顔”

住宅への放火容疑で逮捕され、ほかの5件への関与も調べられている土田容疑者。幼少期からの知人・Cさんが、その人物像を明かす。

「健一は男3人兄弟の末っ子で、細くて小柄な普通の子でした。今回は政党ポスターが燃えた不審火への関与も調べられていますが、政治について話しているところは聞いたことがありません。

大人になってからは愛知県で所帯を持ち、大手菓子メーカーの工場で下請けの仕事をしていたと聞いています。前の奥さんとの離婚をめぐって揉め、4年前にもむしゃくしゃして火災を起こしたことでニュースにもなっていました。

2~3年前にお母さんが亡くなった後、地元に戻ってきています。90歳を超えたお父さんは現在入院し、健一は実家で暮らしています」

被害範囲は半径約100メートル以内に集中していた
被害範囲は半径約100メートル以内に集中していた
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地元に戻った後の土田容疑者を知る80代の飲食店店主によると、逮捕時にピンク色だった髪は、半月ほど前に染めたものだったという。

「もともと派手な人ではありません。髪を染めたのは8月中旬ごろで、帽子の下から真っ赤な髪が見えたので、『どうしちゃったんだ』と聞いたんです。すると健ちゃんは、『おしゃれ染めで茶色にしたつもりが、色を間違えちゃったよ』と話していました。逮捕されたころには、色が落ちてピンクになっていましたね。

健ちゃんは、お酒が好きで、飲むのは決まってウーロンハイ。タバコも好きで、くわえタバコをしながら、その辺をよく歩いていました」

店主が最後に土田容疑者と顔を合わせたのは、警察に連れて行かれた日の夕方だった。

「健ちゃんは、正社員ではなく、派遣やアルバイトのような形で働いていたと思います。引っ越し後の片付けをする仕事や、足立区内の飲食店でも働いていたようで、たまに社長と一緒に店に来ていました。

警察に連れて行かれた日は、飲食店の仕事を終えて自転車で帰ってきたところを見かけ、店の前で挨拶を交わしました。それが最後に見た姿です。その日のうちに警察に連れて行かれたようで、逮捕されたことはテレビで知りました」

店主と挨拶を交わしてから数時間後、土田容疑者は捜査員に付き添われ、綾瀬警察署に入った。住民を不安に陥れた一連の不審火について、警視庁は捜査を続けている。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班