「歩道拡幅」などハード面でも対策
さらに現在、千代田区は皇居周辺でランナーズステーションを運営する事業者などから構成される「皇居周辺ランナーサポート施設・ランニングクラブ等連絡会」(皇居ラン連絡会)にも参加しているという。
「皇居周辺のランニング環境の観察・情報共有、マナーに関するランナー施設などでの情報発信、ランニングイベントでのブース出展、交通規制の情報発信などを行っております」
区の回答からは、現時点では一律の禁止や新たな規制よりも、ランナーへのマナー啓発や環境整備などを通じて安全性を高める取り組みに重点を置いていることがうかがえる。
対策はマナーの呼びかけだけではない。区が管理する代官町通りでは、
「歩道拡幅や街路灯再整備、自転車のナビマーク等の設置による歩行者と自転車の分離誘導などにより、歩行環境の改善をしております」
といい、道路そのものの整備も進めている。
一方、皇居周辺には国道、都道、区道が混在しており、千代田区だけですべての道路を管理しているわけではない。そのため国や東京都との情報共有も必要になる。
「基礎自治体として、区民からのご意見・ご要望や皇居ラン連絡会での情報について国や東京都への提供を行っているところですが、より一層連携していくため連絡会にも参加の協力をお願いしていく予定です。
また、マナー喚起のため、ランナーへのアナウンスや掲示板の設置など、関係機関・関係団体と連携し取組んでいきたいと考えています」
皇居周辺にはランナーだけでなく、通勤・通学する人、観光客、散歩をする人などさまざまな利用者がいる。「走る場所」と「歩く場所」を完全に分けることが難しい以上、ランナー側が周囲への配慮を徹底することが求められそうだ。













