「隠れ家」とか「女性限定」という手書きのチラシが
凶悪事件を起こしたとされる佐藤容疑者とはどんな人物なのか。佐藤容疑者の自宅近くに住む男性は、彼がキックボクサーだったことも知らなかった。
「佐藤さんのお宅がここに引っ越してこられてからまだ5年くらいじゃないかな。私が知る限りはお母さん、今回事件を起こした息子さん、その上にお姉さんがいて、ふだん家にいるのは3人だったと思います。お父さんは見たことがないので、いるのかいないのかわかりません。あとは犬も飼っていますね。
最後に見かけたのは先月の頭くらいで、ちょうど家に帰ってくるところでした。ふだんもそうだし、そのときも特に挨拶もしませんでした。事件後もご家族は普通に生活していたようですが、息子さんの姿は見かけませんでしたね。キックボクサーだったというのは報道を見て初めて知りましたね。まあ、ご近所付き合いもしていないし、特別トラブルもなかったので」
近くに住む女性は、佐藤容疑者一家の「家業」についてこう語った。
「こちらには7年前に来られたと記憶していますが、引っ越しのご挨拶もありませんでしたし、コロナの時期も挟んでいたので町内会の催しもしばらくなくて、詳しいことはわかりません。事件を起こしたという息子さんも見たことないんでよくわからないんですよ。
ただ、佐藤さんのお宅に関して印象に残っているのは、3、4年前に新聞の折込で入ってきたチラシですね。エステだったと記憶していますが、『隠れ家』とか『女性限定』という手書きの見出しのチラシが何度か入っていました。地図も書かれてなかったけど住所は佐藤さんのお宅でした。そのときも今も看板も何も出てないですし、結局やったのかやらなかったのかもわかりませんが、そういったお仕事をしてるのかと思った記憶があります。
ご近所の誰かとトラブルになるとかそういうことはまったくなかったです。テレビで速報が流れて、その1時間後くらいに事件のことでとマスコミの方がたくさん訪れて、それであそこの佐藤さんだったのかって知ってびっくりしましたね」