「庶民派中川くんの巻」(ジャンプ・コミックス113巻収録)

今回は、中川の浮き世離れした金銭感覚に業を煮やした両さんが、庶民的な金銭感覚を身につけさせるべく、労働や節約を通して徹底教育を施すお話をお届けする。

さて、中川の金銭感覚だが……当然ながら我々庶民のものとは大きく異なっている。世界有数の富豪として知られる経済的な感覚がよくわかるお話を、いくつか挙げてみると……。

バブル景気の原因は中川!
中川の動向は、世界経済に大きな影響を与える。バブル景気は中川のなにげないひと言が原因だったし、中川が盲腸の手術を受けるために入院した際には、世界経済に激震が走った。

「おなかが痛い中川くんの巻」(ジャンプ・コミックス141巻収録)より。国際的ニュースに!
「おなかが痛い中川くんの巻」(ジャンプ・コミックス141巻収録)より。国際的ニュースに!

貨幣の単位がよくわからない!
100円均一ショップの話をしていて、庶民との貨幣単位の認識の違いが明らかに……。

「百円ショップ大論争!!の巻」(ジャンプ・コミックス150巻収録)より。とんでもない認識の歪みを口にする富豪2人
「百円ショップ大論争!!の巻」(ジャンプ・コミックス150巻収録)より。とんでもない認識の歪みを口にする富豪2人

スーパーカーや戦闘機を大人買い!
中川の大の乗り物好きで、数々のスーパーカーを所有している。その台数にはじめて言及した時点で、所有数は既に5000台を超えていた。その後もコレクションは増加の一歩をたどっており、ディーラーに並ぶ高級車を「ここからここまで」と購入したことも。また、趣味で戦闘機のコレクションもしており、古今東西の名機を揃えている。 

「大人子供バトルの巻」(ジャンプ・コミックス148巻収録)より。これがスーパーカーの大人買いだ!
「大人子供バトルの巻」(ジャンプ・コミックス148巻収録)より。これがスーパーカーの大人買いだ!

……いかがだろう。中川はこういう世界に生きているのだ。1円のために汗水を流す労働の経験によって、その認識は補正されるだろうか?

それでは次のページから、人々に寄り添う庶民派警察官・ニュー中川が誕生するお話をお楽しみください!!