高身長女性に憧れる男性たち
5月下旬頃から突如、Xをにぎわせることになった「デカ女ブーム」という言葉。おそらく発端は、21日に投稿された〈ヒール履いて身長完全に抜かされた状態で手繋ぎデートしたいわ〉という願望コメントだったようで、こちらのポストは6600万以上のインプレッションの大バズとなった。
このバズをきっかけに、これまで隠していた胸の内をさらけ出すように、〈確かにデカくて強い女性には憧れを抱いてしまうよなぁ、私みたいな軟弱な男には〉〈マジで10センチ以上差のある女とデートしたい〉〈俺は小さいがデカ女と手をつないで歩きたい〉〈身長がバチ低いので高身長に憧れがある。デカ女は俺の夢だ〉といったコメントが相次ぎ、それに対して世の高身長女性たちが続々と反応。このムーブメントを好意的に捉えているようだ。
しかし彼女らの中には、高身長であるがゆえに苦労してきたという人も……。身長182cm、ヒールを履くと190cmを超えるというミシャさん(@_misha_182_)にお話を聞いた。
「街を歩いていると、聞こえるように『でかッ!』と言われたり、振り返られたりすることがあります。また、『バレーボールやってた?』『バスケやってた?』と聞かれる、高身長女性あるあるも経験しました。
SNSでは『高身長女子最高!』と言ってくれる方が多いのに対して、現実では『普通じゃない、おかしい』という目で見られます。派手な服を好んで着ているのもあって、すれ違った人が身長の話をしはじめたり、私のことを『なに(あの人)?』と聞き合ったりしているのが聞こえてきて、悲しい気持ちになることがまだまだあります。
LGBTQが許容される世の中になってきたように、生まれながらにして持ち合わせた身体的特徴も許容され、認められる世の中になってほしいと思います」(ミシャさん)