取り調べでも悪びれる様子もなく
「ご年配の女性の方はお腹のあたりを押さえていて少し痛そうにしてましたけど、事故を起こした若い女性は反省するどころか、ふてくされたような表情でした」(目撃者)
事故現場は東京・池袋駅の脇、東口と西口をつなぐ最短通路となる歩道で、多くの歩行者が行き交うこともあって自転車通行は禁止。自転車で走行すると警備員に降りるよう指示される場所だ。
9月6日午後3時50分ごろ、この付近でレンタル電動キックボードを運転し、60代の女性と衝突後、逃走をはかった伊藤容疑者だが、駆けつけた警察官に取り押さえられたという。
社会部記者が解説する。
「警察官の腕をペットボトルで叩いたとして、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕され、その後、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで再逮捕された。被害女性は肋骨を折る重傷を負っているが、伊藤容疑者は『キックボードと歩行者は当たっていないと思うが、転倒したのは私が原因』と一部、容疑を否認している」
現場で一部始終を目撃していた近隣店舗の従業員は「おばあさんが転倒しても悪びれる様子なく、謝りもせず、まるで『勝手に転んだだけでしょ?』って感じで逃げようとしたみたいです。すごく態度が悪くて警察に対して口答えしてるような口調でした」と話す。
しかし、逮捕後、事の重大さに気づいたのか、送検される伊藤容疑者の頬には涙がつたっていたという。
伊藤容疑者はSNSに友人とキャンプ場やサーキット場に遊びに行った写真をしばしば投稿するなど充実した日々を送っていたなかでの、今回の事故だった。