イキッた感じの改造車を洗車しながら威圧するように…

山下容疑者は、近所界隈ではコミュニケーションが取りにくい存在だったようだ。近くに住む男性はこう振り返る。

「もう3〜4年前になるかな。家の前でちょっとイキった感じの改造車を洗車しとってな。ここらの道は狭いから車一台停めてられると他の車が通れないんやな。だからクラクションを鳴らすと、謝りもせず威圧するようにこちらを見て車に乗り込んで、乱暴にドア閉めて走り去っていったわ。家のなかからも男同士が言い争う声だとか、怒鳴り声もときどき聞こえてくるわ、で。『うるさいわ。黙れや』みたいな感じでな」


逮捕された山下容疑者の自宅

逮捕された山下容疑者の自宅

同居していた祖母は、山下容疑者をかわいがっていたという。近所に住む別の女性はこう語った。

「大人になってからも、スーツ姿の翔也さんを玄関で見送るおばあさんの姿を何度も見てますから、溺愛してたんでしょうね。翔也さんは去年の末くらいから、親族と思われる男性と作業着姿で工具をたくさん積んだ白いバンに乗っているところを朝夕見かけていたんで、親族の下で働いてたんだと思います。でも春ごろからは姿を見かけなくなったので、交際していた女性の家に入り浸ってたのかもしれないですね。
小中学生の頃は元気で活発な明るい子って感じでしたけど、成人前くらいには白くてイカついセダンの車に乗ってたり、金髪に染めてたりとちょっと派手でやんちゃな子になりましたね。でもいくら派手でも、ひょろっとしてるから暴力的には見えないんで、暴行して事件を起こすなんて驚いてます」

中学生時代の同級生から見ても、山下容疑者は騒動を起こすような存在ではなかったようだ。

「翔也は中学時代は同じクラスでしたけど、正直全然印象に残ってないです。やんちゃではないけど、陰キャでもないし、けれどおとなしくはなくて、モテるタイプでもなかったし、ほんとに特別目立つ存在でもなかったです」

別の同級生はこう振り返った。

「翔也とは中学1年のときに同じクラスだったんですけど、やんちゃなメンバーにいじられて笑いを取るような感じで、僕としては面白いやつだなと思ってました。でも親近感がわきやすいのか、おとなしい子たちとも仲良く話してたし、良い意味で中立的立場だったと思います。部活はソフトテニス部で結構一生懸命にやってたんで、部内でもトップクラスに入るくらい上手かったみたいです。頑張り屋なところもあるのを見てきてるから、こんな事件を起こすなんて正直驚いてます」

中学時代は面白いヤツだったという(本人SNSより)
中学時代は面白いヤツだったという(本人SNSより)

溺愛していた孫の起こした事件に、祖父母が衝撃を受けたことは間違いない。別の住民女性は、年老いた二人の元気のない様子を目撃していた。

「事件後に、おじいちゃんが気を落としたようにテレビの前に座っているのが窓越しに見えました。会話も聞こえてきて、『一睡も寝られへんなぁ。お前は気晴らしにでも行ってこいや』とおばあちゃんに声をかけてました。だからなのか、おばあちゃんは買い物に出掛けていきましたね」

山下容疑者と星華ちゃんの母親は一体どのように出会ったのだろうか。母親の知人が語る。

「セイちゃん(星華ちゃん)のお母さんは以前は三重県に住んでいました。そこで元の旦那と別れて奈良県に出てきたのですが、奈良や大阪のキャバクラで働き生計を立てていて、お客さんともセイちゃんを連れてご飯に行くこともあったようです。山下容疑者との出会いはどこだったのかわかりません。ただ、お母さんは彼氏にする条件は『車持ち』と言うほどで、大のVIPカー好きでした。山下容疑者ってセダンの改造車に乗ってますよね? 
4月にセイちゃんとお母さんと山下容疑者で自宅アパートに戻ってくるのを見かけて、その時もセイちゃんにバイバイってしたらニコニコ笑ってバイバイを返してくれて。私から見てもおとなしいとっても可愛い子でした。何でこうなってしまったのか…」

愛くるしい星華ちゃん(知人提供)
愛くるしい星華ちゃん(知人提供)
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否認を貫き、動機も黙して語らないという山下容疑者。
幼な子の尊い命が奪われたことが無念でならない。


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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班