有象無象の出会い系サイトと同様、デリヘル・ピンサロ・ソープランド……と、我々男どもが決して安くはない額のお金を払って性風俗を利用するにあたり、「入念な下調べ」は欠かすことができないリスクヘッジの手段です。スマホで信頼できる大手の風俗総合サイトなり、お店のホームページなりを開いて、女の子のプロフィール写真や日記や口コミからあらゆる情報を収集し、その膨大なデータをもとに今宵の相手をじっくりと絞り込んでいって……。

そんな切実かつ地道なルーティンワークのプロセスでもっとも重視されるのが、写真や動画から得られる「ビジュアル」であることは申すまでもありません。しかし“敵”もさるもの、近年は雨後のタケノコのごとくちまたに出まわっている便利な写真アプリで巧妙に”加工”された自撮りにダマされ、下手すりゃ「写真とはほぼ別人」な女の子が眼前に現れ、がっくりと肩を落とす……なんて残念なケースも、決して珍しくはありません。

では、“選ばれる側”となる彼女たちは一体、どういったアプリを好んで使い、どのように自身の外見をMAXにまで盛っているのでしょう? 今回はそこらへんの最新事情を探ってみました。

標準の写真機能は「すっぴんをさらす」気分?

まず、スマホに内蔵されている写真機能での撮影は論外……らしい。

一度、筆者の友人である、わりと売れっ子に部類するプロカメラマンが、たまたまバーでとなり合わせたデリヘル嬢・Aちゃんに「カメラマンさんなんですかぁー!? じゃあアタシのプロフィール写真撮ってくださいよ〜(ハートマーク)」とせがまれ、下心込みで「いいよ〜」と気さくに応じ、その場で自分のスマホを使って撮影。さすがプロだけあって、“あがり”は完成度も芸術性も高い、かなりの出来だったようです。

しかし、結局その“秀作”は一枚も彼女のプロフィール欄に掲載されなかったと言います。いたくプライドを傷つけられた(笑)カメラマン氏が後日、LINEでAちゃんに問い詰めたところ、

「めっちゃカッコよく撮れてるんだけど、スマホ(内蔵)の写真だとすっぴんのまま街を歩いてるっぽいカンジがして、恥ずかしいんですよ〜」

……との返信が。彼女たち曰く、多種多様な写真アプリで施す「加工」は「メイク」に該当する“最低限の身だしなみ”なのです。

会ったら別人!は願い下げ。風俗パネマジ最新事情_1
iPhone11の内蔵カメラで撮影。