今年でデビュー50周年を迎える、ユーミンこと松任谷由実。
10月4日にはもはや何枚目のベストアルバムであろうか、という『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が発売され、10月26日公開のBillboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、3週連続となる1位を獲得している。その影響か、10年前にリリースされた『松任谷由実 40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。』も80位とトップ100入りしているというからすごい。

そう、ユーミンはすごいのだ。

ユーミンの歌が周りにあることが当たり前だった

今年55歳の私にとってユーミン、松任谷(荒井)由実のデビューと軌跡はリアタイではない。
彼女の存在をリアルで知ったのは1980年リリース、ポーラ化粧品のCMソングだった「星のルージュリアン」だ。
まったくもってユーミンのナンバーの中では王道ではない。

けれどやがて高校生になると、さまざまな形でユーミンの情報が入ってくるようになる。
そのすさまじい人気の上昇とともに。
だからあの頃はたとえユーミンのファンというわけではなくても、世の中にあまりにもユーミンの曲が普通に頻繁に流れているため、耳で心で憶えてしまったものだ。

なぜか今でも記憶に残っているのが、その頃の雑誌「オリーブ」でのまるごとユーミン特集。
当時の創刊間もない頃のオリーブはといえば、その後大プッシュするリセエンヌ系になるよりかなり前、パリというよりは西海岸LA寄りの、ポパイの純正女の子版というイメージが強くて、大好きな雑誌だった。

そんな時代のオリーブのユーミン特集では、ユーミンのステージのダイナミックさ、例えばステージに本物の象を連れてきちゃうとか泡風呂の中から歌っちゃうとか、その後のシャングリラや、シルク・ド・ソレイユとのコラボレーションもさもありなんというべきステージ演出を取り上げていて、そんな記事を読みながら、歌はメロウなものが多いのにステージはこんななんだなぁ、脚がキレイだなーとか、ぼんやり思っていたものである。

そう、私は熱烈なユーミンファンではないのだ。

ニッポンの女の子はみんな、心に1曲「私のユーミン」を持っている_1
その名も「OLIVE」というアルバムもあるユーミン。凝ったジャケットワークがめちゃオシャレだ
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