秀逸なコメントを残し続けた審査員
そんななか、堂前透(ロングコートダディ)のコメントは膝を打つものが多かった。「このコントじゃなくてもできるワードとかボケがちょっと多い」「すごいと楽しいとおもしろいって、ちょっとまた違う部分がある。(このネタは)楽しいに誤魔化されてる部分がちょっとある」。
また、準決勝と決勝の客層の違いに触れながら、準決勝を通過できるだけでなく決勝で勝ち抜けるネタの調整が必要だ、という趣旨のことを「ケッショナイズ(決勝ナイズ)」という言葉を使ってコメントしていた。
もちろん、ネタを見た直後に少ない言葉数でコメントしなければならないという制約上、審査コメントが難しいのは承知している。
『キングオブコント』では以前、審査員があるコンビのコント中の暗転を批判した後で、別のコンビが暗転を含んだネタをして微妙な雰囲気になったことがあったが、あまり具体的なコメントをすると後続のネタのウケ量に影響してしまう危険性もある。
ただ、それにしても曖昧すぎやしないか。お笑い賞レース審査員が言いそうなコメントが詰まった箱から、それらしい言葉を入れ代わり立ち代わり取り出している。そんな印象を受けた。要は、「狭いなかでやっている」ので「もっとぶっ飛んでほしかった」と思う。
文/飲用てれび


















