相性抜群の「ラーメンの食べ歩き」と「プロ野球観戦」
「ラーメンの食べ歩き」と「プロ野球観戦」は、実は非常に相性がいい。里崎さんにとって、球場へ行く前にラーメンを食べるのが新たなルーティンになっている。
「どうせ球場に行ったら、お弁当とか球場の中で売っているものを食べるじゃないですか。だからラーメンを食べていくのも一緒」
試合前の時間を利用して、球場周辺の店を巡る。ただし、最大の敵は行列だ。
「並んでたらどうしよう、試合に間に合わないんじゃないかってドキドキする」
そのため、最近は午後4時くらいには店に入るようにしている。多少並んでも、試合開始までに間に合うようにするためだ。そして意外なのが、店であまり声をかけられないこと。
「みんな下向いてますよ。スマホでネット見たりして」
里崎さんがひとりでラーメン店に並んでいても、周囲の客は、意外なほど里崎さんの存在に気づかないという。
ここまで家系ラーメンを食べ、分類まで始めた里崎さんには、すでに次の目標が見えている。
「俺、本出せるんちゃうかと思って」
全国の家系を食べ歩き、その店を単純なランキングではなく「系統」で分類する。そして、「濃い醤油感が好き」「豚骨感が強いほうが好き」「マイルドなほうが好き」といった読者の好みに合わせて、おすすめの店を提案する。そんな家系ラーメン本の構想だ。
里崎さんは「美味しい・マズい」で店を語ることに、強い違和感を持っている。
「好き嫌いで言ったら、その人それぞれ違う。『美味しい・美味しくない』とか言うのは失礼。好みでしょ」
これは単なるラーメン好きの感想というより、作り手へのリスペクトから出てくる言葉だ。そこまで真剣に一杯一杯と向き合うようになった背景には、Xでの発信も大きく関係している。
投稿のインプレッションが伸び、多くの人に見られるようになったことで、中途半端なことは書けないと思うようになった。だからこそ、一杯食べるたびに、その店がどの方向の味なのか、自分の好みに合うのか、どこに特徴があるのかを考える。














