“のっけ弁当”はなぜ多い? 話を聞いてわかった意外な事実
では、実際に“のっけ弁当”は増えているのだろうか。
首都圏を中心に食品スーパーを展開するサミット株式会社に、近年の弁当の傾向について聞いた。
同社によると、店内の「米飯」コーナーを「弁当(おかずとご飯を分けた商品)」と「丼物(ご飯の上におかずを盛り付けた商品)」に分けた場合、「丼物」のほうが伸長しているという。
その理由について、同社はまず客側のメリットを挙げる。
「『丼物』は、売り場で見たときに中身がシンプルで分かりやすく、外でも食べやすい商品です。また、メインとご飯で設計できる『丼物』は、『弁当』に比べて副菜などの品数が少ないものが多いため、お客様がご自身で食べたいその他の商品と組み合わせやすい点も特徴です」
近年は、1パックで完結する弁当だけでなく、カットサラダ、カップみそ汁、プチ丼物、具沢山おにぎりなどを組み合わせるような、“自分でカスタムできる商品”が好評だという。
一方、売り手側にとっても利点がある。
同社によれば、一般的に「弁当」より「丼物」の方が手順がシンプルで生産効率が良い。また、見栄えが安定しやすく、売り場づくりや商品展開の面でも合理性があるようだ。
ネット上では「米の高騰でご飯の量を減らしても豪華に見せるためでは」「容器代を抑えるためでは」といった見方もあったが、サミットは「価格高騰の影響で『丼物』の開発を進めているわけではございません」とする。そのうえで、次のように回答した。
「いろいろな具材を一度に楽しめる『弁当』と、好きなものを組み合わせできる『丼』に分けて、お客様に楽しんでいただける商品を開発しています」












