アイドルの頃の夢が「別の形で叶っている」
近年、槙田が手掛けるジャンルは広がっている。2024年放送のドラマ『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)ではオープニング・タイトルバックの振付、Netflixにて配信されたアニメーション映画「超かぐや姫!」では劇中歌「私は、わたしの事が好き。」のダンスを担当。また、数多くのCMの振り付けやポージングにも携わっている。
「振り付けをすることで、昔の自分を救ってるみたいな感覚もあって。例えば、アイドルとして単独公演で武道館に立ちたかったけど立てなかった。でも武道館の演出をやらせていただいたり、学園ドラマに出てみたかったけど、学園ドラマのオープニングに振り付けをさせていただいたり…。あの頃の夢が、別の形で叶っているって思うことが多いんです。
お仕事を依頼してくれるクライアントに対しても、握手会みたいな気持ちで、“この人たちを喜ばせたい”“求められることに忠実にやりたい”と思います」
順調に振付師としてのキャリアを重ねる槙田だが、「流行りは変わっていくもの」と冷静に現状を分析する。今後の歩み方をどのように考えているのだろうか。
「まずは、振付師として長く続けていくためにも、流行りは変わってくので順応していかなきゃなと思いますね。今はたまたま縦動画の時代で、みんなが真似するっていうこと=売れるとなっているので、自分もそれに合わせてものづくりをしているんですけど、こういう時代が終わってもちゃんと振付師として機能していきたいです。
演出やトータルプロデュースといったところは求めていただけるならやりたいですが、振り付け以外というよりも、海外のアーティストなど別のジャンルでも振り付けをしたいという気持ちが大きいです。
特にミュージカルなどの舞台に挑戦したくて。舞台は、何か月と長い時間をかけて作り上げていくじゃないですか。なので、いくらでもブラッシュアップができる。
楽曲の振り付けって、意見をすり合わせて良くしていくっていう作業ができないんですよ。1日か2日で振り入れをしたら、その後は基本的には修正ができないことがほとんどで。
長い時間をかけて作り上げる場所なら、それこそ、一人一人の個性をピックアップすることもできるかもしれないですよね。そんな風に、自分は振付師として独立した存在でありながらも、いろんなセクションの人と関わって、1つのものを作り上げていくことをやりたいなと思っています」














