“あざとい”と思ったことはなかった
ーー休井さんといえば『バチェラー』の配信を前に公開された自己紹介動画で「あざといは、正義」のキャッチコピーと共に登場したのが印象的でした。ご本人としてはあのキャッチコピーはどうだったんですか?
それまでも「あざとい」って言われることはあったんですけど、聞き逃してたというか、真剣に受け止めていなかったんですよね。キャッチコピーを知ったときに「あ、私ってあざといんだ!」と気付かされました。
ーー自分から「あざといって言われます」と言ったわけではなかったんですね。
そうなんですよ。それどころか、自分的には「こうしたら、あざといかな?」と思って行動したことはないんです。だから、あのキャッチコピーが付いて以降、こんなにあざとさについて考えることになるとは思っていませんでした(笑)。
ーーなぜ「あざとい」と言われるんだと思いますか?
なんででしょうね……? でも、私、学生時代、女の子にすごく嫌われることが多くて、女友達が全然できなかったので、そういうことなんだろうな……とは思います(笑)。ただ男友達と話しているだけなのに「私の彼氏取らないでよ!」って言われたことは何度かありますね〜。
ーーそう言われて休井さんはどうしたんですか?
メンタル最強なんで、全然気にしなかったです(笑)。そんなつもりないんだけど「なんか変なこと言ってんな〜」くらい。特に行動を改めようと思ったこともありません。
ーーあまり傷つかないタイプなんですね。
そうですね。小学生の頃、初めて同性から嫌われたときは、めちゃくちゃ傷つきました。それこそ「私の好きな子取ろうとしないで」と言われて、そこから女の子が誰も口を聞いてくれないみたいなことはありました。でも、その主犯格の子がいないとみんな話しかけてくれたので、そこまで落ち込んではいませんでしたね。そういう経験を経て傷つき慣れちゃったんだと思います(笑)。
ただ、そう思えるのは、家に居場所があったことが大きいなと思います。普段からめちゃくちゃポジティブなお母さんに相談したら「ほっときー!」くらいで終わったのも、今思うとありがたかったです。
ーー休井さんのあざとさに憧れる人も多い印象なのですが、あざといって後天的に身につけられるものなのでしょうか。
あはは(笑)。でも、個人的にはあざとい=ボディータッチをするとか、色気を使う、じゃない方向で見て欲しいですね。思いやりとか、おもてなしとか「また会いたい」の気持ちを表現するというか……。どうやったら喜んでくれるかを考えるのもあざとい行動だと思うんです。
まあ、でも、あざといは1日にしてならずですけどね(笑)。