叩くなら嫁でなく自分を叩いて欲しい

――過去に留学生としてAさんと一緒に生活していた方の証言として、食事が少なかったと週刊文春では報じられました。一方で、楽しそうに食事している様子を写真で見たことがあるという方もいました。実際はどうだったのでしょう。

私はお腹いっぱい食べてほしいという気持ちですし、並べた食事で足りないようであれば他にも準備をしていました。SNSでも一部食事の様子を投稿しています。
文春さんは元留学生が告発したみたいな見出しで書いてますけど(事実とは異なるため)、実際は周りの大人たち(島民)の巻き添えを食っている(リークしたことを非難されている)のではないかと心配です。(Aさん、以下同)

――隼都くんにはどういう接し方をされていましたか?

隼都自身の生い立ちや事情もありますから、私たちが本当に親心で、高校卒業なり大学に行くまで、うちにいろと言って、いよいよ大学まであと一年ちょっとだね、って話もしていたし、島を出て大学に行ったらお金と食べ物に困るから、食べもの屋さんでアルバイトするといいよって話もしました。
そんな話をしてたけど、隼都本人が変わっていく自分の気持ちを読み切れなかったのかなと感じます。今思えばカウンセリングなんかもそうだし、僕らも気持ちに余裕を持って接しなきゃいけなかったんです。
隼都と同室の子が今年の1月にうちを出たんですよ。それからの隼都はかなり不安定になっていたのに私達が気づかなくて。確かに元気はなかったんですけど。

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ラケットを持つ椎名隼都さん

――その子と隼都くんは仲が良かったんですか?

9か月も一緒で家族のような存在ではあったと思います。その子は元々ゲーム依存がひどい子で、自立をするためにうちに預けられた子だったので、「ゲームは21時まで」みたいなルールを作らざるを得なかったんですよ。
彼なりに我慢して生活していたんでしょうけど、我慢できなくなってうちを出て行ったんだと思います。本人からは相談もなく、実親さんから急に出ることを伝えられました。

――ネット上ではいろんな批判的な意見があるのをご存じですか。

ネット上には個人情報や電話番号も晒されてますし、職場の部下宛に「お宅の上司はこんな人だよ」っていうメールや、誹謗中傷のような手紙まで届いてますね。
嫁さんには「SNSは見るなよ」と注意しているのですが、つい見てしまうんですね。ネットでは嫁さんの方が悪いみたいな内容もあるから、思い詰めないようにしてほしい。嫁さんが叩かれるのはやっぱり辛い。叩くなら、淡々と取材に応じる自分を叩いて欲しいです。