――ここからは現在の活動についてお伺いしようと思いますが、まずはYouTubeを2020年にいきなり始めました。これは後藤さん発案だったんですか?
YouTubeをやりましょうという話は、その1年以上前からあったんです。ゲームチャンネルをやるのは正直最初反対だったんですよ。実況とかもできないし、私が好きなゲームばっかりできるわけでもないし。
――そうだったんですね!
でも、スタッフのみんなの力を借りながら始めた結果、いまはやってよかったなと思っています。
――それはなぜですか?
ゲーム実況とか、生配信とかやっているうちに、徐々にトークスキルがついてきたんですよ! これはいいぞ、と(笑)。
――なるほど(笑)。
昔からひとりでしゃべるのは苦手で。ハロー!時代も、ひとりでラジオパーソナリティをやらないかと何度も誘われたんですが、「絶対にやりません!」ってずっと断り続けてきたんですよ。なぜならしゃべれませんからね!
――それがYouTubeを始めて、いつの間にか…。
しゃべれるようになっていたと(笑)。ライブのMCも超苦手だったんですよ。なぜならしゃべれないから! なのに、今は誰かしらが止めてくれない限り、しゃべり続けちゃう(笑)。
――(笑)。それはよかったですね。
うん、やってよかったです。
――収録と生配信だと、どちらが好きですか?
生配信のほうが好きですね。リアルタイムでみんなの反応がきますし、そのまんまが流れるので、雰囲気的にも好きかな。
――ゲームチャンネルの「ゴマキのギルド」のほかに、ライフスタイルチャンネルの「ゴマキとオウキ☆」もあります。
「ゴマキとオウキ☆」はライフスタイルチャンネルではあるものの、企画を悩んでますね。「ゴマキのギルド」は私に興味がなくても、ゲームを通して幅広い方に観ていただけると思うんですけど、「ゴマキとオウキ☆」の方は私のファン以外の方にも見ていただけるようにより頑張らなければと思ってます。
――確かに「ゴマキのギルド」は毎週毎週、順調に回っている感じですよね。「ゴマキのギルド」から入ってきた新しいファンも増えていますよね。
YouTubeの私の実況を見て、ファンクラブに入ってくれる人もいて、本当にありがたいですよね。それで、ライブにまで来てくれたりとか、それは思っていませんでした。

後藤真希36歳の真実 Part.2 「母のお店が今、すごいハイテクノロジーで復活したような感覚です」
モーニング娘。を国民的アイドルへと大躍進させた立役者であり、アイドル界のレジェンドとも言える後藤真希。ライブ、写真集、YouTubeなど、精力的に活動を続ける彼女は、36歳を迎え、芸能界生活を20年以上過ごした今、なにを思うのか? Part.1に続き、Part.2では、現在の活動について語ってもらった。
YouTubeを2年間やってきて気付いたこと
ファンクラブは母のやっていたお店のよう
――次は、2020年開設のファンクラブにについてですが、こんなに濃いファンクラブないと思うんです。
いや、本当に、すごいですよね!
――ファンクラブに入っている人が見られるDiscord(スマホ、PCでチャットや音声通話ができるコミュニケーションツール)のチャットに、ほぼ毎日、朝も夜も登場してくれていますからね!
最初からDiscordをファンとのコミュニケーションツールにしようと思ってはいたんですけど、でも当初は敬語も使ってたし…いまはもう、タメ口ですからね。いやー、なんででしょうね。なんでこんなことになったのか…(笑)。
――こんなお得なファンクラブないですよ! ほぼ毎日、後藤真希とチャットできるという。
インタビューの前に時間あったんで入ろうかと思ったけど、ここ電波が悪くて(笑)。

――(笑)。いまはDiscordをどのような感覚で書き込んでいるんですか?
普通に楽しんでます。ファンとかそういう感覚っていうよりは、何だろう、普通に友達感覚で楽しんでるんですよね。でも昔、母が居酒屋をやっていて、うちの家族もファンのみんなを大事にしてくれていて、私もそこに来てくれたファンの子たちと普通に話したりしていたんです。その空気感が、いまもまだあるんですよね。
母のお店が今、すごいハイテクノロジーで復活したような感覚です。
ダイエットせずに挑んだ15年ぶりの写真集
――去年は、15年ぶりの写真集「ramus」(講談社)も発売され、大好評です。
後藤真希写真集 ramus
後藤 真希
発売日 : 2021/11/29
¥2,970
大型本 : 128ページ
978-4065265987
奇跡のように透明感溢れるエイジレスな魅力を携えて、後藤真希が届ける自身10年ぶりの写真集!
オトナになった今だからこそ表現できるピュアな「自分らしさ」。
開放的に満ちた空間で、光を浴び風を感じながら自らを解き放った姿を追いました。
ナチュラルな笑顔、女性たちが憧れる思わず触れたくなるやわらかな肌、そしてしなやかなボディ。
ヌーディ―な世界に宿るその輝きを存分に味わえるスペシャルな写真集です。
お話をいただいたときは、大丈夫かな…という不安の方が大きかったですね。
――なるほど。
でも担当の方がすごく考えて、「いまの後藤真希を撮りましょう」って言ってくれている。ここで、断るのは簡単かもしれない。でもこの企画のために動いてくれてるスタッフさんたちがいるわけであって、ならばやろうか…と!
いい記念になるかもしれないって、前向きに考えて受けることにしました。
どんな仕事もそうなんですけど、仕事はイヤと思ってやっちゃいけないって、思っているんですよ。やるとなったら楽しんでやる、最終的には全部前向きにする。

――仕事に対して、そういう姿勢なんですね。やると決めて、本気モードに入った感じですか?
いや、写真集を撮るからといってダイエットもしてないですし、体型のコンディションとか別に普段と変わらないままでしたね。逆にもうちょっと太ったほうがいいんじゃないかって思って、いっぱい食べるようにしたりとか…くらいですね。
今回の写真集はナチュラルな感じで撮れたらなっていうのもあったし、だからそんなに気張らずに挑みました。
――発売されて、結構な反響がありました。
ネットを中心に結構ありましたね。どうでした?
――いや、びっくりでしたね。事前に出てた表紙などの写真だけだと、中身が想像できなかったですね。通販で頼んでたんですが、発売日にデジタルで買った人の感想を見て、待ちきれずにデジタルで買っちゃいました。
ありがとうございます(笑)。そういう人、たくさんいましたね。
――正直、ハロー!プロジェクト時代とそんなに変わってない後藤さんがいたのも驚きました。体型の維持とか、がんばっているんだなと。
ああ、なんか「G-Emotion Final」(2011年12月4日に幕張メッセイベントホールで行われた「後藤真希ワンマンLIVE G-Emotino FINAL ~for you~」。このライブの後、無期限活動中止に入った)が終わった後、スタッフさんたちにまたいつかライブをやるかもしれないから「今の自分よりダメな自分にならないように、維持するわ」みたいなことは言ってたんですよ。だからやっぱり、有言実行じゃないけど、言ったからには維持しないとという、そういう意識はどっかしらであるのかもしれない。
――そういうところが、ファンは好きなんですよね。本当に完璧主義者というか…。
イヤなんですよね。自分で鏡を見て、ダメだなって思っちゃうような自分ではいたくないから。
ライブ&歌への想いを語るPart.3へ続く
撮影:キンマサタカ
取材・文責:岩岡としえ
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