仕事のパーティーで、その手に触れたいと思うような運命の男性に出会ったシングルマザーのサチ。サチが出会った運命の男性とは、どんな人物なのでしょうか。
彼についてわかっていること。名前は川上樹、40歳。取引先の営業部で働いていて、バツイチ、娘が一人。平日は遅くまで働いていて、休日は娘の習い事のつきそい。だから、なかなか会うことができない…。
「相手に奥さんがいないことを祈ってますね」
女友達の言葉がサチの頭から離れません。あの日、自分がひと目でステキだと思った彼を、他の女の人もステキだと思わないはずがない。メールの相手は自分だけじゃないのかもしれない。そんな疑念が少しずつふくらんでいきます。
人を信じすぎてはいけない。そうサチが思うのには過去の経験が理由でした。
小さい頃から癇癪を起こしていた息子。そんな息子の育児で夫婦ともに疲れていたある日、元夫が持って帰ってきた、占い師からもらったというブレスレット。それから数年、元夫は少しずつサチの知らない人になっていきました。
「どうして人を好きになったり、信じたりすることは、傷つくこととセットなんだろう」
そんな誰しもが一度は感じたことのある疑問を、サチは再び抱き始めていました。
エンタメ 2023.05.05
「わかってるよ。人を信じすぎちゃ、いけないことくらい」どうして人を好きになることは傷つくこととセットなんだろう(5)
バツイチ、子どもを育てながら誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちてしまった…。しかし、そう思っていたのは私だけ…? 40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…「人を信じること」の意味を問いかける漫画『わたしが誰だかわかりましたか?』より冒頭をお届けする。
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「だからわかってるよ。人を信じすぎちゃ、いけないことくらい」
どうして人を好きになることは傷つくこととセットなんだろう(5)
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『わたしが誰だかわかりましたか?』(KADOKAWA)
やまもとりえ

2023年2月16日
1188円(税込)
単行本 192ページ
ISBN:
978-4046821805
バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?
40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。
他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。
全ページフルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。
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