「笑える運動会の巻」(ジャンプ・コミックス198巻収録)
今回は、球技大会の実行委員を押しつけられた両さんが、小遣い稼ぎのためにテレビ番組向けのトンデモ競技を考案するお話をお届けする。
秋は気候がよくなり、身体の代謝も高まる季節とあって、スポーツには最適な季節だといわれている。また10月には、「体育の日」「スポーツの日」が設けられていることもあってか、かつては運動会が盛んに開かれる時期でもあった。
近年は、行事が集中しやすく残暑が厳しい日もある秋を避け、春先に実施されることも多いようだ。
さて、本作をお読みいただく前に、数ある『こち亀』のトンデモ系運動会エピソードをいくつかご紹介しておきたい。
ワライタケを食べて笑いながらの大奮戦
両さんと部長が笑いの止まらなくなるキノコを食べてしまい、そのまま派出所対抗の運動会に出場。鉄人ぶりを誇る両さんも、このときばかりは大苦戦を強いられるが……!?
「笑撃の大運動会の巻」(ジャンプ・コミックス67巻収録)
巨大食品の障害物競走で両さんが無双!
両さんと本田が、食品メーカーの運動会に飛び入り参戦。巨大カップ麺の汁の中に浸かり、巨大寿司を食い破って進み、熱々巨大おでんの中に落ちながらゴールを目指すが……。
「巨大フード運動会!?の巻」(ジャンプ・コミックス76巻収録)
親の撮影合戦は厳禁!現代の運動会とは?
部長の孫の運動会に向かった両さんたちは、写真撮影が禁止されていることを知る。
2014年に描かれた作品だが、運動会事情はこの頃からすでに変化しはじめていたことがうかがえる。もし『こち亀』で現代の運動会が描かれたら、半日の開催、競技種目をコミュニケーションや楽しさを優先できるものにし、個人競技の順位付けを廃止……などをどのように料理するのだろうか。
「今どき運動会事情の巻」(ジャンプ・コミックス194巻収録)
それでは次のページから、両さん考案の撮れ高至上主義な球技大会をお楽しみください!!