「松茸づくし!!の巻」(ジャンプ・コミックス102巻収録)

今回は、秋の味覚の代表・松茸をめぐる騒動をお届けする。

松茸は、赤松や針葉樹の林に生える、比較的大型のキノコの1種。その食感から、そしてなんといってもその独特の香りゆえに、日本では秋の味覚として珍重され、高級食材となってる。

本作中でも触れられているが、国産の松茸はたいへん値がはるもの。食事の主菜にはなりにくいこともあって、庶民にとってはおいそれと手を出すわけにいかない食品だ。

そのため、スーパーなどには、カナダ産に北米産、中国産、韓国産などが広く出回っている。

ちょっと変わったところでは、 ヒマラヤ山脈東端に位置し「幸せの国」として知られる国・ブータン産のものも。現地では松茸を食べる習慣がなかったが、近年では外貨獲得のための重要な食材になっているらしい。

そして松茸の食べ方はというと……。まずは、シンプルに焼いて食すのが1番かもしれない。包丁を使わずに繊維に沿って手で裂くのが、香りと食感をキープする秘訣だ。

それでは次のページから、松茸をめぐる意地の張り合いが、コスパ度外視な松茸づくしの大バトルへと発展するお話をお楽しみください!