ジョシさんの学校や勤務先でトラブルをおこしていた

その後、日本を離れたこの男性は現在、偶然にも亡く女子留学生の母国であるインドネシアに暮らしているという。

「こっちではインドネシアから日本に留学していた若い女性が殺された事件として話題になっているんです。私は現地の知人から梶村さんの写った画像を見せられて『この男を知っているか?』と聞かれたので『え?』と驚きました。当時からサイコパスのような気質は感じていたので、何かやらかすような雰囲気はあったのですが、まさかこんな形で彼をニュースで見るとは思っていなかったです」

インドネシアでも大きく報じられた事件(梶村容疑者のSNSより)
インドネシアでも大きく報じられた事件(梶村容疑者のSNSより)

いっぽう、梶村容疑者から手ひどい「しっぺ返し」を食った形の朝日新聞のA記者に話を聞こうと携帯電話に連絡したが、梶村容疑者の名前を告げた途端、「私個人に対する取材でしたら会社の広報を通してほしい」とニベもなく通話を切られた。

だが、しばらくすると、A記者よりこちらの身元確認の電話がかかってきたので、「前橋で起きた事件の取材で梶村容疑者がどんな人物か知りたいだけです」と伝えるとひどく動揺し、パソコンを叩く音とともに「こんなことが……そういうことか…」ボソリと呟く声が聞こえた。彼女は今回の死体遺棄事件を知らなかったようだ。

「週刊新潮」への告発でA記者とは袂を分かった梶村容疑者だが、今年5月に京都刑務所を出所した後も周囲に「俺には味方になってくれる番記者(大手メディアの記者)がついている」などと吹聴し、死亡したジョシさんの学校や勤務先でトラブルをおこしていた。
ある梶村容疑者の知人は「この番記者は今回の逮捕前まで梶村のよき相談相手だったようだ」と証言する。

死亡した女性留学生の遺体は腐敗が進んでおり、司法解剖でも死因は特定できなかった。事件の全容解明が待たれる。

遺体で見つかったジョシ・プトゥリ・チャハヤニさん(梶村容疑者のSNSより)
遺体で見つかったジョシ・プトゥリ・チャハヤニさん(梶村容疑者のSNSより)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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