初逮捕から4カ月、現在のクリニックは…
以前に受診を検討したという30代女性が言う。
「昨年、妊娠したことがわかって近くの産婦人科医院を片っ端から調べたんですが、『大塚南口駅前脳神経内科クリニック』は最初に選択肢から外しました。だって男性医師ひとりだけで、女性スタッフもいない婦人科なんて、絶対にかかりたくありませんから」
女性患者からのクリニックの評判はすこぶる悪かった。ネットでの評価は5段階中、☆ひとつで、ダメ出しのクチコミが添えられていた。
〈コロナ疑いで受診。常駐は看護師、看護婦はおらず男性医師のみ。
聴診器で心音を聞く際、診療台に寝かされ、トップスを脱ぐように指示され、従うとブラジャーを思いっきり下にずらされて胸部が丸出しに…
ブラジャーをつけたまま、もしくは少しずらすような対応をお願いしたところ、今度は思いっきり上にずらされて結局、丸出しに…
熱があったため大した抵抗もできずされるがままでした。
会計時に「ナイスバディ」と言われトラウマです。
こんな出来の悪いAVのような悪質な病院が本当にあるなんてびっくりです。
特に女性には絶対にお勧めしません〉
クリニック内の“抵抗できない状況”のなかで、わいせつ行為をおこなった西田容疑者だが、3月8日の逮捕時には籠城し、抵抗を示していたという。
「クリニックの悪評を警視庁は1年ほど前から把握し、西田容疑者を内偵していました。逮捕時の様子ですが、西田容疑者は捜査員の呼び出しにも応じず、クリニックに籠城してなかなかドアを開けようとしなかったと聞いています。焦れた捜査員が『すみませ~ん。出てきてください』と大声でドアを叩いたので、驚いた周辺住人の110番通報で所轄署の警官が駆けつけるほどの騒ぎだったそうです」(全国紙社会部デスク)
西田容疑者は逮捕当初、警察の調べに対し「悪いことをした覚えはない。メガネカメラの撮影は苦情があった時に自分の正当性を担保するため」と容疑を全面否認していた
3月の逮捕から4カ月、事件現場となったクリニックはシャッターが閉まり、看板も外されていた
西田容疑者の5回目の逮捕を受け、近隣マンションに住む30代女性は「熱をだしたとき何度か受診しようと考えたことがあった。行かなくてよかった」と声を震わせていた。また長年、院長と親交のある60代男性は「腕はたしかだし、親切な医師だった。何をやってるのか…」と肩を落としていた。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班