車中泊は単なる手段。
目的は“行き当たりばったりで、地べたを這うように自由な旅”をすること

「車中泊の旅をしている」と言うと誤解されがちなのだが、僕にとって車中泊は単なる旅の手段であって、決してそれ自体が目的ではない。
ずっと暮らしてきたのに、実は何も知らないのかもしれない祖国日本を再発見するため、行き当たりばったりで、地べたを這うように自由な旅をしたいと思った僕にとって、最良の手段がたまたま車中泊だったのだ。

最初に決めた旅の原則は2つだった。
1、宿には泊まらない。
2、公共交通機関を使わない。

目的地がホテルや旅館になったり、公共交通機関の時刻表によって旅程や行き先が左右されてしまったりするのが嫌だった。
自力で自由に移動し、たまたま行き着いた先で、「今日はここまで」と眠りに就くのが理想だったのだ。

そんな僕の車中泊による最初の旅は、8月後半に実行した、名付けて“みちのく犬連れひとり車中泊の旅”。
8泊9日にわたる、僕にとってはそれなりの長旅だった。

では、行き当たりばったりで地べたを這うように旅してきた53歳の男が、行く先々でどんなものを見てきたのか。
時系列に沿い、シンプルな写真日記でお見せしていこう。