愛知県では8日間で157件発生し、注意喚起

特に深刻なのが愛知県だ。県警が集計を始めた9月17日からわずか8日間で、157件の関連する迷惑行為が確認された。9月25日には県警が県教育委員会に注意喚起の文書を出し、各小中学校にも配布された。

文書には、交番などの警察施設で大声を叫んで逃走する行為のほか、パトカーや警察施設に生卵を投げつけたり、自転車でウイリー走行をして対向車両に向かったりする危険行為も挙げられている。

交番でも迷惑行為を…(写真/PhotoAC)
交番でも迷惑行為を…(写真/PhotoAC)

そもそも愛知県では以前から、SNSを通じて集まった少年らが自転車で危険運転を繰り返す「名古屋ライド」と呼ばれる集団も問題になっていたという。

愛知県教育委員会の担当者はこう話す。

「愛知県では去年頃から、未成年がSNSを通じて集まったメンバーで『名古屋ライド』と称した自転車による危険運転集団を結成する事案が問題となっていました。今回、そこに『少林寺レーシング』が加わり、さらなる対策が必要となっています。この2つの迷惑行為の共通項は、SNSで簡単に注目を集めることができる点だと考えています」

迷惑行為は愛知県だけにとどまらない。三重県では、交番のカウンター上で飛び跳ねながら「ショウリンジ」などと叫んだとして、鈴鹿市在住の18歳の男子高校生と16歳の少年が建造物侵入容疑で逮捕された。大阪府や千葉県、埼玉県などでも同様の行為が確認されている。

愛知県教育委員会の担当者は「県警も、いつ誰が何の目的で『ショウリンジ!』と言い出したのか、まだ特定できていないそうです」と話す。