「タクシー代を払えば刑事告発しない」店側が語るトラブル
今回の逮捕容疑につながる中村容疑者から恐喝を受けていたという店舗「A」の関係者は、事件の経緯を詳しく証言した。
「中村容疑者が当店に面接にやってきたのは6月末のこと。7月に入ってから働き始めましたが、2日働いた後に『同居の男性にバレたからやめる』と言い出し、退店しました。こちらは『状況が変わったらいつでも復帰をお待ちしています』と返信し、頼まれて私物も預かっていたんです」
その後、中村容疑者から復帰を希望する連絡が入ったものの、すでに業界内でトラブルの情報が広まっていたため、店側は断ったという。すると中村容疑者は、「以前の説明と違う」と不満を示し、「往復のタクシー代を払ってもらえたら、刑事告発はしません」と告げてきたと関係者は話す。
店側は粗品を用意して迎え、希望された交通費1万5000円を支払った。しかし、私物を受け取った中村容疑者は、「無理矢理働かされた。このまま(接客で使用した)ゴムを持って浅草警察に行きます。それで帰りますね」と告げ、店内に居座り始めたという。
店長は来店客も出入りする1階の部屋から、空いていた3階の部屋へ中村容疑者を案内。上司に連絡を試みたものの電話がつながらず、何とか帰ってもらおうと「どうしたら納得して、帰ってもらえるか?」「お金ですかね?」と尋ねた。
「すると、中村容疑者は金銭を求める様子を見せたため、店長は自分の財布から5万円を取り出し、『僕もお金がないので、これで勘弁してください』と差し出しました。ところが、彼女は今度は副店長に『あんたもお手持ちがないの?』と尋ね、副店長もやむなく自分の財布から1万円を渡すことになったんです」
交通費を含め、計7万5000円が中村容疑者に渡ったことになる。














