一生ついて回る“貝殻ビキニ”の呪縛
――今も「武田久美子といえば貝殻ビキニ」と言われることについては?
もう一生ついて回ると思いますし、しょうがないですよね(笑)。私が亡くなったときも、「貝殻ビキニで有名だった武田久美子さんが98歳で老衰のため亡くなりました」みたいに報じられるんじゃないかな(笑)。
――今回のサンゴも一緒に紹介されるかもしれませんね!
そうかもしれませんね(笑)。
――当時と今回では、撮影に臨む気持ちも違ったのでしょうか。
全然違います。意気込みでいったら「0対100」ぐらい。今回はものすごく熱が入っていました。
21歳の頃は、若いというだけで写真集が売れると言われていた時代でしたから。写真を撮られるのは好きでしたけど、そこまで力を入れていなかったんです。
――かつての写真集と比較されることも意識しましたか?
もちろん。昔の写真集を持っている方なら、今回のものと見比べるでしょう。だからこそ、「なんで今さら写真集を出したの?」とは絶対に思われたくなかったんです。「今は今でいい味が出ているな」と感じてもらいたかった。自分で自分に負けたくなかったんですよ。
――写真選びにもこだわりがありそうですね。昔は、気に入らない写真に傷をつけていたとか。
確かにやっていましたね(笑)。ただ、自分の意見を100%通していたわけではないんです。自分の好きな写真と、ファンの方が好む写真は違いますから。
13歳ぐらいの頃には、もうその違いに気づいていました。撮影した写真を選ぶとき、自分がいいと思った1枚よりも、別の写真のほうが人気だったりして。「そういうこともあるのか」と、そのときに気づいたんです。
どうしてもイヤな写真は外してもらいますけど、それ以来、7~8割は周りの方々にお任せして、残りの2~3割に自分の意見を入れるようにしてきました。
――今回も、同じように写真を選んだのでしょうか。
そうですね。ただ、今回は写真の枚数がものすごく多くて……、初めてギブアップしました(笑)。ある程度絞り込んでも、どれがどれだか分からなくなるほどで。これまでの写真集と比べて10倍、下手したら100倍ぐらいあったんじゃないかな。













