事件前には343万円相当の窃盗事件も

この日の公判では、4月のハンマー事件とは別に、2月9日に立川市内で起きた窃盗事件についても認否が確認された。

起訴内容によると、高林被告は別の人物と共謀し、リサイクルショップの北側のガラスをハンマーで割って侵入。店内のショーケースを破壊し、343万円相当の商品を盗んだとされる。
この事件について高林被告は「留保します」と答え、弁護人も同意した。

9月の前回公判では、現場に残されたDNA型や、ブランド品の保証書など、事件に関係する証拠についても言及されていた。

高校生への傷害は認めながら、警察官らへの暴行では正当防衛を主張し、窃盗事件では認否を留保する。高林被告は、起訴された事件によって異なる対応を見せている。

事件直後の現場(撮影/集英社オンライン)
事件直後の現場(撮影/集英社オンライン)

事件直後、高林被告はネット上で一部から英雄視されていた。少年らがバイクに乗っていたことなどから「街を守ったヒーロー」「よくやった」といった声が広がり、情状酌量を求める署名活動も行われた。

しかし、その後、窃盗事件で起訴されていたことが明らかになると、ネット上では高林被告に批判的な声が目立つようになった。高校生をハンマーで殴った行為を擁護していた人たちにとっても、別の事件への関与が疑われたことは意外だったようだ。