400人もの在籍女性の素性
400人もいたという在籍女性はどんな人たちだったのか。
「年齢でいうと20歳前後から20代後半ぐらいまでで、本当にいろんな人がいました。ただ、基本的に男性アイドルやホストにハマってお金を稼ぎたい子が多かった印象があります。メンズエステ一本という人もいれば、大学生やOLさんで、仕事終わりや休みの日に出勤してる人、他の店でプロでやっていた子も多かったです」
Uさんによれば、創業時の名称「中野MM」は2023年4月の初めに閉店の形をとったが、そこからさらに営業拡大が進んだという。
「以降は派遣型の風俗エステに生まれ変わり、それまで使っていたマンションの部屋を使って、巨乳系・スレンダー系・お姉さん系・ギャル系を売りにした4店舗の系列店ができたんです。そのうちのひとつが巨乳系を売りにした『中野メンズエステ レンガ スパ』なんですよ。
経営も多角化したようで、女性セラピストと飲めるというガールズバーを開いたりもしていました。バスローブ、泡パーティ、ふんどし祭り、大〇翔平ホームラン王応援イベントといった何だかわからない便乗イベントもありました」
結果的に店が大盛況となったことが、今回の摘発につながったとみる向きもある。
「今回の摘発を受けて、系列店全てのホームページが“調整中”になりましたし、女性セラピストのSNSアカウントも鍵がかかって見られなくなってますね。しばらく前から予約時に『部屋の入室の際は、インターホンを鳴らさずそのままお入りください』って連絡が来ていたので、捜査の網をくぐるために、マンションの住民から苦情が出ないよう、それなりに気をつけてはいたんだと思います。」
社会部記者がいう。
「マンションの部屋を利用した違法エステ店は住民からの苦情も多く、警視庁は今回、かなり本腰をいれて狙い撃ちしたようです。悪質なメンズエステ店は複数あり、今後も摘発の対象となっている」
警視庁の捜査が待たれる。
取材・文/集英社オンラインニュース班
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