「紹介したい女の子がいる」と言われ歌舞伎町に呼び出され
Bさんはこのとき、えらく羽振りのいい石川被告に「なぜ自分たちを呼んだのか?」と尋ねたという。
「石川は、私たちを呼ぶ前に出会い系サイトで知り合った女の子とエッチすることになったものの、行為の途中で女の子が『ローション買ってくる』とホテルを出たまま、ドロンしてしまったようなんです。それでムシャクシャして私たちを呼んだと話してました。その女の子には前金で5万払っていたそうです」
自らの欲求のためなら金を湯水のごとく使う石川被告に対し、Bさんは『この人はきっと上客になる』と考え、石川被告と繋がりを持とうと試みた。そして石川被告が利用している出会い系サイトを聞き出し、“繋がり”をもつことに成功したという。
そして8月末、石川被告から「紹介したい女の子がいる」と言われ歌舞伎町に呼び出された際、Aさんと出会ったという。
「そこで紹介されたのが、被害女性のAさんでした。石川は『僕の彼女です』と私に紹介してきました。私としては、なんで援助交際相手の私に彼女を紹介するんだろうと謎でしたが、その後、2時間ほど3人で飲みました。石川はAさんにのめりこんでいて100万円単位で貢いでいたようでした。私にもそのときも交通費として1万円をくれました」
Bさんの話によれば、石川被告は「休職中だ」と話していたという。
「なんか、うつ病で会社を休職してるんだと言ってました。安定剤や睡眠薬もけっこう飲んでいるようでした。その影響なのかわからないけど、石川から夜中にLINEで『渋谷に来て』と言ってきて、もう終電もなさそうな時間だから『タクシー代をくれないと行けない』と言うと、いきなり『死ね』とか『公衆便所』とかひどい言葉を送ってきました。LINEだと突然、豹変して変なことを言い出すときが多々ありました」