ハプニングバーで捕まる客は「運が悪かっただけ」と罪の意識なし
このほかにも店内のルールはいろいろと厳しかったという。
「店内へのスマホの持ち込みは固く禁じられ、荷物を置くロッカーから少しでもスマホを持ちだそうもんなら店員に『ダメですよ!』と厳しく注意されますし、店内での連絡先の交換も禁止。
かつて女性にLINEを聞こうとした男性客が出入り禁止になったこともあるほどでした。そうした厳しいルール下で男女の合意のもと、ようやくプレイルームでセックスできるのです。
プレイルームには“見るだけの客”のために『覗き窓』も設けられていました」(前出、常連女性)
さらに常連女性は客層やふだんの店内の様子についても教えてくれた。
「客層は幅広く30代半ばから70代くらいのおじいちゃんも見かけたことがあります。
店内ではできる会話も限られてるので、だいたい『BAR EDEN 九二五九』のBBSに『〇日×時に遊びに行きます!』とか『スワッピング相手募集です』と事前に相手を探してから来店する人が多かった。
プレイルームには6人ほど入れて、そこで乱交もできますが、『BAR EDEN 九二五九』では店内のどこで全裸になってもOK。
だからダーツで負けた常連客が罰ゲームで全裸になる光景はよく目にしていました」(同)
だが、「BAR EDEN 九二五九」は、「深夜酒類提供飲食店営業開始届出」を提出して営業許可をとっており、名目上は飲食店。風俗店でないこのお店で裸になることは御法度だ。
それでも、利用者たちに「罪の意識」はほとんどなかったという。
ハプニングバーに詳しいライターの倉田達也氏は言う。
「好事家たちは今回の件に関しても、はっきり言って『居合わせた人は運が悪かっただけ』としか思ってないし、ハプバーに行くことが悪いことだとは思っていません。
なので、この店が閉まれば他店舗に流れるだけ。実際、『BAR EDEN 九二五九』にはかつてのSBユーザーがかなり多く来店していました」
ハプニングバー好事家たちと警察のイタチごっこはまだまだ続きそうだ。
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取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班