建設現場に侵入し「フクシマ!」と連呼

「はい、ストップ、ストップ!」

9月21日の夜、動画配信をしながらコンビニでの買い物を終えた「ジョニー・ソマリ」こと、イスマエル・ラムジー・カリド容疑者(23)の前に現れたのは、複数の警察官だった。

逮捕された「ジョニー・ソマリ」こと、イスマエル・ラムジー・カリド容疑者
逮捕された「ジョニー・ソマリ」こと、イスマエル・ラムジー・カリド容疑者
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逮捕容疑は8月30日の正午ごろ、ライブ配信をするために大阪・日本橋にあるホテルの建設現場に不法侵入したとしている。実際に、ライブ配信サービス「Kick」にもその様子はアップされており、作業員らしき男性に「外にでろ!」と注意されるが、カリド容疑者はなにかを揶揄するかのように「フクシマ! フクシマ!」と連呼している。

しかし、同容疑者がこういった迷惑動画を配信したのは、これが初めてではない。今年5月には、都営大江戸線の車内で大声を上げて、被爆地の広島と長崎に対し「また原爆を落としてやる!」と発言し、X(旧Twitter)で大炎上。その後も、「日本人差別」と見てとれるような動画をたびたびKickで配信し、“迷惑外国人”として悪名高い存在だった。

「ソマリ容疑者のライブ配信は、基本的に街を散策する街ブラタイプ。一見すると、ただのハイテンションな外国人に見えなくもないが、赤信号の車道を絶叫しながら走ったり、覆面姿で高齢者が住む自宅に凸する(押しかける)など、迷惑行為は絶えなかった。

車道で絶叫する「ジョニー・ソマリ」容疑者
車道で絶叫する「ジョニー・ソマリ」容疑者

とくに女性や高齢者、店員などには横柄な態度をとる傾向にあり、コンビニで動画撮影を注意された際には、千円札を女性店員に投げつけていた。このように目に余る行動が多く、『逮捕されるのは時間の問題だろう』と多くの視聴者が思っていた」(実話誌ライター)