事件前のインタビューで猿之助が下した團子評は?
團子が「猿之助」を継ぐことは既定路線とは言われている。だが、実のところ、そのハードルはまだ高い。
「時期を決めるのは松竹だというし、また、当代猿之助の許可がなければ五代目は継げない。猿之助さんは、事件前に受けた最後のインタビューで、『團子は若いし経験もまだまだ』という内容の発言をしていますし、猿之助さん自身がどうなるかまだまだ見えないところがある。
本人が予想もつかないところで、若くして注目を浴びてしまっただけに、今後團子くんにのしかかるプレッシャーは相当なものでしょう。
しかし、澤瀉屋のテーマは『天翔ける心』と『夢見る力』。三代目の孫である團子くんなら見事にこの“試練”も乗り越えていくのでは」(前出・演芸記者)
團子が目標とするのはスーパー歌舞伎の創始者でもある市川猿翁。この波涛を超えられれば、偉大な存在に一歩近づくことができるはずだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班