山中氏は前回得た約66万票の7割を失った

投票が締め切られた18日午後8時から数秒後、メディアは開票を待たずに原澤氏が当選確実になったと速報し、地元選出の国会議員ら百人弱が集まった原澤氏の選挙事務所は歓声に包まれた。

「原澤氏は序盤から山中氏ら6候補を突き放していました。メディアの出口調査でも大勝との結果が夕方に出回り、開票率ゼロの午後8時に当選確実が出る“ゼロ打ち”になると見越して議員や原澤氏は事務所に詰め掛けていました」(地元記者)

昨年の前回選挙より投票率が3.92ポイント上がって45.56%となった選挙で、原澤氏は全体の4割弱の55万2207票を獲得。山中氏は前回得た約66万票の約7割を失って19万9746票しか取れず、2位にもなれなかった。

「各社の出口調査で無党派層の4割弱が原澤氏に投票したことが分かり、原澤氏は“組織選挙”で勝ったとは言えない広い支持を得ています。対して8割程度がパワハラ問題を投票時に考慮したと答えています。

これとは別に、参政党が推薦した会社経営・福山敦士氏(37)が2位に食い込んだ(23万418票)ことと、立憲民主党が支援した同党元衆議院議員の中谷一馬氏(43)が4位(17万9739票)とふるわなかったことも目を引きます。両党の対照的な勢いが結果に現れました」(政治部記者)

10月18日、当選確実が報じられ花束を受け取る原澤敦美氏 撮影/集英社オンライン
10月18日、当選確実が報じられ花束を受け取る原澤敦美氏 撮影/集英社オンライン
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山中氏は惨敗が確実になった18日夜「市民の皆様の厳しい受け止めが反映された」と支持者に頭を下げた。パワハラを忘れなかった有権者に審判を下された山中氏は、自身の“業績”と強調するカジノ問題を再び持ち出して生き残りを図ったが、不発に終わった。

「横浜市は山中氏の前の林文子市長時代、経済波及効果に期待してIRの誘致に乗り出しましたが、2021年の市長選で誘致に反対する“ハマのドン”、藤木幸夫・横浜港運協会前会長の支援を受けた山中氏が林氏らを破って初当選。山中氏の市長就任後、横浜のIR誘致は撤回されています。その後IRは市役所でも議会でも話題にもなっていません」(市議)

10月14日、街頭演説する中谷一馬氏 撮影/集英社オンライン
10月14日、街頭演説する中谷一馬氏 撮影/集英社オンライン