自民党支持層の7割を固めた原澤氏

14日夜、磯子駅前の歩道橋でマイクを握った原澤敦美氏は3歳から25歳までを磯子区で暮らしたと語る。その後も市内に住み、通算約50年間、横浜で生活してきたという。

「私の思い出のすべてがここにあると言っても過言ではございません。今まで、ここまで育ててくれた恩を市長になって返したい。市民の皆様を笑顔にして少しでも恩返しがしたい、本当にそのように思っております」と横浜への熱い思いを語った。

原澤氏は桜蔭中高から慶応大・大学院へ進み、日本航空の整備士として働いた後、早稲田ロースクールへ進んで弁護士に転身した。

複数の大企業の社外取締役や東京都入札監視委員を務め、かつては「ミス横浜」に選ばれたり、トライアスロンを完走したりした経験もあり、予備自衛官でもあるという華麗でパワフルな経歴を誇る。

原澤氏の法定選挙ビラより
原澤氏の法定選挙ビラより
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そんな原澤氏が18日投開票の出直し市長選で先頭を走っているとみられることが分かった。

「自民、公明、維新、国民民主党の市議会4会派が支援する原澤氏と、無所属ながら知名度抜群の山中氏が有力とみられていましたが、14日までに報じられた共同通信や神奈川新聞などの情勢調査結果ではいずれも原澤氏がリードしています。

原澤氏は自民党支持層の7割を固め、無党派層の3割からも支持を受けています。山中氏は無党派層からの支持が2割と原澤氏を下回っています」(政治部記者)

山中竹春氏は2021年の市長選で横浜のIR誘致反対を掲げて当選し、実際に横浜市へのIR誘致計画を撤回。誘致阻止を自分の業績と誇ってきた。その山中氏は今回選挙前から『カジノ再誘致の動きがあると感じている』と主張し、カジノ誘致の是非を選挙の争点にしようとする動きを見せた。

「かつてIRを進めようとした自民党が支援したこともあり、原澤氏には“IR再誘致派ではないのか”との声がSNSなどで出て、“攻撃材料”のように使われました。ただ原澤氏は『IRもカジノもやりません』と否定し、ほかに誘致するという候補もいないためIRは争点になっていません」と地元記者は話す。

10月14日、JR磯子駅前の遊説で手を振る原澤敦美氏(撮影/集英社オンライン)
10月14日、JR磯子駅前の遊説で手を振る原澤敦美氏(撮影/集英社オンライン)