「LGBTQ+」について間違ってもいいと思う

──相手のプライベートに踏み込んじゃいけないと思うあまり、壁を作ってしまうことはないのでしょうか。

それは、すっごく感じます。スウェーデン人はシャイで、本音と建前を使い分ける国民性だから、友だちを作るのが難しい(笑)。だけど、何も聞いちゃいけないわけじゃないと思うんですよね。相手によるものだけど、安心して話を聞いてくれる姿勢があれば、話しやすいと思いますし。

よく言われるのは「LGBTQ+に関して間違ったことを言うのが怖いから発言できない」という声。僕は、別に間違ってもいいと思うんですよね。日本人はパーフェクトにしたがるから、コンビニとかちょっとしたお店でもサービスが徹底していて「間違っちゃダメ」という考えが強いじゃないですか。だけど、誰しも失敗することはあるし、わからないこともたくさんあります。間違っても話し合い、知るきっかけにしようとすることが大切です。

ただ、相手の話をよく聞いて、プライバシーを守ることが最低限のマナーですかね。恋愛話が盛り上がるのはよくわかるけど(笑)、アウティングにつながる可能性もあります。時間がかかっても、 相手に踏み込み過ぎないちょうどいい塩梅を探しながら、人々が心地よく暮らしているのがスウェーデンの社会。だから、性的マイノリティだけじゃなく、障がいのあるかたも生きやすい社会だと僕個人は感じています。